【玄関が寒い!対策は?】暖かくする方法10選│DIYやおしゃれな方法からリフォームまで
「リビングから玄関に出た瞬間、別世界のような寒さ…」
「帰宅して玄関に入ったのにまだ寒い…」
このように、玄関の寒さに頭を抱える人は多いものです。玄関が寒ければ、続くホールにも冷気が伝わりやすいことから、ホールを通ってトイレに行くたびに玄関の寒さを疎ましく思う人もいるでしょう。
そこで本記事では、玄関が寒いのはどうしてか、原因を探ったうえで、玄関に寒さ対策を施し、玄関を暖かくする方法を解説します。
手間が少なく安価で取り組みやすいものから、業者に依頼する必要があり費用がかかるものまで紹介するので、取り組みやすいものから手を出してみましょう。
なお、2023年は玄関ドアを含めた各種リフォームへの補助金が様々準備されています。玄関や窓も含めて、断熱リフォームをする予定の人は補助金の利用を検討してみましょう。
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目次
玄関が寒い!原因は?
ドアと枠に隙間があって「隙間風」が入る
玄関が北側に配置されていて「日が当たらない」
玄関に「リビングの暖気が届かない」
「断熱効果の低い玄関ドア」を設置している
玄関の土間部分に「断熱が施されていない」
玄関の寒さ対策10選│安価なものからリフォームまで
(1)玄関に「暖房器具を配置する」
(2)玄関ドアの上からカーテンを垂らす
(3)玄関の床・土間に「敷物を敷く」
(4)玄関ドアの枠に「隙間テープ」を取り付ける
(5)玄関の郵便受けに「隙間テープ」を取り付ける
(6)玄関ドアに「プラバン・発泡スチロール」を貼る
(7)玄関の「土間部分に断熱施工する」
(8)玄関の「窓に断熱施工する」
(9)玄関に「間仕切りを取り付ける」
(10)玄関ドアを新しいものに交換する
まとめ│手軽にできるものから寒さ対策を
茨城県の新築・リフォームは「エヌエス創建」まで
玄関が寒い!原因は?
はじめに玄関で寒さを感じる原因を探っていきましょう。主には6つの原因が考えられます。
ドアと枠に隙間があって「隙間風」が入る
1つ目の原因は、玄関ドア本体と枠の間から侵入する「隙間風」です。
玄関ドアと枠の間には隙間がないように見えますが、実は風やホコリが入るだけの隙間があるものです。特に長年使用していて、サビや傾きが生じている玄関ドアの場合は、手をかざすと感じられるくらいの隙間風を体感できるでしょう。
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玄関が北側に配置されていて「日が当たらない」
2つ目は、玄関が北側に配置されているために「日が当たらない」ことです。
玄関を冷たくするのは簡単ですが、暖かくするには方法は2つしかありません。1つは暖房器具を用いて人工的に温める方法、2つ目は太陽光で直接、または気温を介して自然の力で温める方法です。
玄関が北側に配置されているなら、太陽光が直接当たらないことも冷たい玄関の原因のひとつといえます。
玄関に「リビングの暖気が届かない」
3つ目は、リビングとの間に間仕切りがあることで「リビングの暖気が届かない」ことです。
リビングと玄関とが間仕切りなしでつながっていれば、リビングの暖房で玄関やホールを暖められます。一方でドアがあり空間的に仕切られているなら、玄関が温まることはないでしょう。
「断熱効果の低い玄関ドア」を設置している
4つ目は、「断熱性能の低い玄関ドアを設置していること」です。
玄関ドアには製品によって断熱性能に差があります。一般的に木製ドアが最も断熱性能が高く、続いて断熱材の入ったアルミ玄関ドア、そして断熱材の入っていない玄関ドアです。
断熱性能が低ければ、外の冷気が玄関ドアを通じて侵入することになります。
玄関の土間部分に「断熱が施されていない」
5つ目は「玄関の土間部分に断熱が施されていない」ことです。
玄関ドアを開けた先、靴を脱ぐための土間部分はコンクリートで表面にタイルが貼られています。この箇所に断熱材が入っていないと、建物の基礎を介して冷気が室内に伝わってきます。
断熱性能の高い玄関ドアを利用しているのに玄関が寒い場合は、玄関の土間部分を疑いましょう。
玄関に「吹き抜け・大きな窓がある」
最後に「吹き抜けや大きな窓がある」ことも玄関が冷たくなる要因になります。
吹き抜けがあれば、玄関の中で温かい空気は上昇していき、冷たい空気だけが人のいる下部に残されることになります。さらに、玄関に窓があれば、窓からも冷気が侵入して、玄関を冷たくしてしまうでしょう。
玄関の寒さ対策10選│安価なものからリフォームまで
続いて、こうした玄関を冷たくする原因を取り除ける、玄関の寒さ対策を紹介します。最初の方に手間・費用がかからないもの、下に行くに従い手間や費用が大きくなります。玄関の冷気への悩みの大きさによって使い分けてみましょう。
玄関に「暖房器具を配置する」
最も手軽なのは「玄関に暖房器具を配置する」ことです。
例えば石油ストーブを置けば、玄関やホールを輻射熱で温めてくれるので、非常に快適な空間になるでしょう。後述するリフォームなどを行う前に、暖房を置くだけで悩みが解決できるかもしれません。
玄関ドアの上からカーテンを垂らす
次に「玄関ドアの上からカーテンを垂らす」のも手軽な方法です。
カーテンを垂らすだけでも、人が通るときの冷たい風の侵入を防いだり、断熱性能の低い玄関ドアから伝わる冷気をいくらか防いでくれるでしょう。
突っ張り簿に布を通すだけでもよいですし、専用品を購入しておしゃれに冷気対策を図ってもよいでしょう。
玄関の床・土間に「敷物を敷く」
玄関の床や土間部分に「敷物を敷く」だけでも寒さを軽減できる可能性があります。
深夜から早朝までの間に、玄関の床や土間のコンクリート部分は冷え切ってしまいます。こうした冷たいものの露出を防げば、冷たい輻射熱の放出が防げます。
できるだけ厚いものを設置する方が、効果は高くなるでしょう。
玄関ドアの枠に「隙間テープ」を取り付ける
隙間風対策として「隙間テープ」を貼り付けるのも効果的です。
ホームセンターに行くと、玄関だけでなく、室内の建具など様々な隙間を埋められるテープが販売されています(一般的にモヘアテープと呼ばれます)。このテープには細かな化学繊維の束が貼り付けられていて、隙間がある箇所に貼れば、隙間からの風の侵入を防いでくれます。
玄関の郵便受けに「隙間テープ」を取り付ける
隙間テープが効果を発揮するのはドアと枠の間だけではありません。「玄関に郵便受けが付属している場合」は、郵便受けの隙間に、隙間テープを貼ることで、隙間風の侵入が防げるかもしれません。
玄関ドアに「プラバン・発泡スチロール」を貼る
玄関ドアの断熱性能が低い場合に「プラバンや発泡スチロールを貼り付ける」のも効果的です。玄関ドアに直接発泡スチロールなどを貼り付ければ、冷たくなった玄関ドアの冷気が室内に侵入するのを防いでくれます。このとき使用する部材は、ダンボールなども含めて、空気の層がある素材なら何でも構いません。
ただし、見た目のデザインが悪くなる点、結露水を吸ってしまう点には留意しましょう。
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玄関の「土間部分に断熱施工する」
玄関の土間(コンクリート)部分に断熱施工が施されていないなら「リフォームで断熱材を敷き込む」ことで断熱効果の向上が図れます。
リフォームする場合はコンクリートの解体や打設も伴うので、費用や時間は要してしまいますが、土間から立ち上る冷気を抑えられるので冷えは大幅に改善されるでしょう。
>関連コラム:【高気密・高断熱をリフォームで】できる?費用は?解説します
玄関の「窓に断熱施工する」
玄関に窓があるなら「窓にも断熱施工を施す」のが効果的です。窓の断熱対策は玄関ドアと変わらず、ガラス面に断熱性能の高い素材を貼り付けたり、枠周辺のリフォームを施すことが効果的です。
ガラスだけの交換、窓枠も含めた交換、内窓の取り付け、様々な方法があるので費用対効果を検討してみましょう。
玄関に「間仕切りを取り付ける」
玄関は寒い空間になって仕方がないと諦めて「リビングとの間に間仕切り壁を設置する」のも手です。壁と建具があることで、玄関からリビングに伝わる寒さを大幅に軽減できるでしょう。
玄関は完全に冷たい空間になってしまいますが、人が長い時間過ごす場所を優先して温めるのは手段のひとつです。
玄関ドアを新しいものに交換する
ここまでの対策を実施しても玄関の寒さが軽減しない場合は「新たな玄関ドアにリフォームする」のも効果的です。
現在新築で利用されやすい玄関は、玄関自体に分厚い断熱材が挟み込まれています。さらに、玄関ドアの枠に工夫が施されていて、玄関周囲の壁から玄関ドア本体に冷気が伝わらないように配慮されています。
こうした性能の高い玄関ドアに交換することで、玄関ドアを通じた冷気の侵入を減らせるでしょう。
まとめ│玄関の寒さ対策で快適な生活を
冬に感じやすい玄関からの寒さについて、原因と対策を紹介しました。
玄関が冷たいと、リビングの扉を開けるのも憚られるようになります。一方で玄関・ホールが暖かければ、トイレや階段への移動など、様々な行動を抵抗なく行えるようになります。
紹介した対策を施して、快適な玄関のある住まいを実現しましょう。
なお、根本的に寒さを改善するためには、大規模なリフォームや建て替えも視野に入れてみましょう。温熱環境が改善された家での暮らしは、生活の質を劇的に向上させてくれます。
茨城県の新築・リフォームは「エヌエス創建」まで
エヌエス創建は、茨城県石岡市に本社を有する、地元に根ざした工務店です。
新築・リノベーション・各種リフォームから解体工事まで、家づくりに関わる一切をご依頼頂けます。
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