【先進的窓リノベ事業】概要とよくある疑問を分かりやすく解説します
家の中が寒いと思う人、夏の帰宅後の暑さに頭を抱える人は「窓」をリフォームすると悩みを解決できるかもしれません。しかしリフォームには多額の費用がかかり、窓の数が多くなるほどに費用は増えていきます。
こうして窓のリフォームに興味がありながら手をつけられていない人に朗報です。2023年3月から「先進的窓リノベ事業」が行われ、工事の規模や交換後の窓の種類によっては最大200万円の補助金が受け取れます。
本記事では、この先進的窓リノベ事業について、事業の概要を分かりやすく説明するとともに、よく聞かれる疑問についても解説します。大型の補助金が受け取れるこのタイミングで、窓のリフォームに着手してみましょう。
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▶関連コラム:【2023年最新】こどもエコすまい支援事業"リフォーム"について解説!
目次
『先進的窓リノベ事業』どんな制度なの?概要解説5ステップ
(1)窓の断熱効果を高めるリフォームに補助金が出ます
(2)補助金額は最低5万円~最大200万円です
(3)対象工事は「ガラス交換・内窓設置交換・外窓交換」
(4)実施する工事によって補助金額が変わります
(5)申請期間は2023年3月~2023年12月31日まで
『先進的窓リノベ事業』よくある疑問・注意点を解説
「こどもエコ住まい支援事業」と併用はできるの?
「新築住宅」は対象になるの?
「補助金は直接」もらえるの?
「対象商品」は調べられるの?
「事業者登録」した業者は調べられるの?
「工事を小分けして申請」してもいい?
対象外になる工事もあるので注意を
予算の上限に達したら「早期締め切り」の可能性が
目次
『先進的窓リノベ事業』どんな制度なの?概要解説5ステップ
先進的窓リノベ事業とは、一体どんな制度なのでしょうか。大まかな概要を5つのステップに分けて解説します。
(1)窓の断熱効果を高めるリフォームに補助金が出ます
先進的窓リノベ事業は「既存住宅の性能の低い窓を、断熱性の高い高性能な窓に交換する場合」に補助金を受け取れる制度です。
具体的には、窓の性能を表す熱貫流率(Uw値)が1.9以下であるものなど、制度を取りまとめる事務局に登録されている窓・ガラスが対象になります。
(2)補助金額は最低5万円~最大200万円です
窓をリフォームすることで得られる補助金額は「最低5万円~最大200万円」です。
より高性能な窓にリフォームし、施工箇所が多くなる場合に上限がある点に加えて、対象となる窓が少なく補助金額が5万円に満たない場合に申請できない点にも注意が必要です。
(3)対象工事は「ガラス交換・内窓設置交換・外窓交換」
対象となる工事は窓のリフォームの中で「ガラス交換・内窓設置交換・外窓交換」のいずれかです。
ガラス交換は、窓枠はそのままにガラスだけを交換するもの。内窓設置交換は、既存の窓の内側に新たに窓を設置するか交換するもの。外窓交換は古いサッシに被せるように新しいサッシを設置するか、一度枠を外して新しいサッシを枠ごと取り付けるものです。
(4)実施する工事によって補助金額が変わります
「工事の種類や断熱効果によって補助金額が変わる」点にも留意しましょう。
たとえば、戸建て住宅で大きさ”大”の外窓をグレードSSの窓に交換した場合は、外窓1箇所あたり18万3,000円もの補助金が受け取れます。一方で小さな面積のガラスをグレードAのものにリフォームした場合は補助金額は4,000円に留まります。
当然、グレードが高いほど、窓の大きさが大きいほどリフォームに要する費用は高額になるので、実際に自分が手出しする金額と得られる性能とを考えてリフォームする範囲を決めましょう。
(5)申請期間は2023年3月~2023年12月31日まで
最後に、申請期間について解説します。
先進的窓リノベ事業で補助を受けるには「2023年3月~2023年12月31日」の間に申請する必要があります。
さらに「2022年11月8日から2023年12月31日までに工事請負契約を締結したもの」「事業者登録の後に工事を着工し、2023年12月31日までに工事が完了する」という2つの気にするべき期間があります。
『先進的窓リノベ事業』よくある疑問・注意点を解説
概要を掴んだところで、先進的窓リノベ事業について、聞かれることの多い疑問を紹介・解説します。さらに事業の中で気をつけるべき点も紹介します。
「こどもエコ住まい支援事業」と併用はできるの?
同時期に実施される補助制度に「こどもエコ住まい支援事業」がありますが、この制度とは「補助対象が重複しなければ併用可能」です。つまり、別々の窓にそれぞれの補助制度を使う分には問題ないということです。
その他の制度との重複についても、下記のとおり可否が示されています。
▶関連コラム:【2023年最新】こどもエコすまい支援事業"リフォーム"について解説!
「新築住宅」は対象になるの?
先進的窓リノベ事業は「新築住宅は対象になりません」。新築住宅で補助を受けたい場合は「こどもエコ住まい支援事業」の利用を検討しましょう。
なお、既存住宅とは「建築から1年が経過した住宅」かつ「過去に人が居住した住宅」を指します。築後半年の住宅などは対象外となるので注意しましょう。
「補助金は直接」もらえるの?
先進的窓リノベ事業は、リフォームを行う業者が代理で申請し「補助金はリフォーム業者宛てに振り込まれます」。
このため、リフォームする住宅の持ち主は、補助金額相当を値引いてもらうなどして、間接的に補助を受けることになります。
「対象商品」は調べられるの?
具体的な対象商品は、住宅省エネ2023キャンペーン特設サイトで調べることができます。ただし、表示されるのはメーカーや型番に限られるので、現実的にはリフォーム業者に相談しつつ、対象商品を推薦してもらう形になるでしょう。
▶関連リンク:住宅省エネ2023キャンペーン 対象製品の検索
「事業者登録」した業者は調べられるの?
登録事業者についても、本キャンペーンの特設サイトから検索可能です。登録されていない事業者にリフォームを依頼しても補助金が受け取れないので、必ず一度検索・確認してからリフォームを依頼しましょう。
試しに「茨城県・リフォーム工事・フリーワード(エヌエス創建)」で検索すると、検索結果に弊社が表示されます。
▶関連リンク:住宅省エネ2023キャンペーン 補助金利用を相談できる事業者の検索
「工事を小分けして申請」してもいい?
費用が不足していたり、工事の時期をずらしたい等の意図から、工事を小分けして発注することもあります。こうした場合も「複数回の申請を行うことは可能」です。ただし、複数回申請しても、一戸あたり補助上限額は200万円のままです。
対象外になる工事もあるので注意を
本事業の「対象外になる工事」も例示されているので注意しましょう。
- ドアの一部および欄間に取り付けられたガラスを交換する工事
- 店舗併用住宅等の住宅以外の部分の窓・ガラスの工事
- 住宅の所有者等が住宅設備を購入し、その取付を住宅事業者に依頼する工事(いわゆる施主支給や材工分離による工事)
- リース設備の設置工事
- 中古品を用いた工事
予算の上限に達したら「早期締め切り」の可能性が
最後に意識しておきたいのは「予算の上限に達したら早期締め切り」になる可能性があることです。
先進的窓リノベ事業の申請期限は2023年12月31日ですが、国の予算が尽きれば、その時点で申請は打ち切られてしまいます。リフォームを行う予定がある場合は、可能な限り早期に契約・申請をすると安心です。
まとめ│先進的窓リノベ事業を活用してお得にリフォーム
高性能な窓に安価にリフォームできる「先進的窓リノベ事業」について解説しました。本事業は交換する窓・ガラスの性能や枚数によっては200万円もの補助が受けられる制度です。
「窓から冷気を感じる」「窓から太陽の熱を感じる」こういった温冷感にストレスを感じる人は、この機会に積極的にリフォームを検討しましょう。
なお、事業者登録を行っていない業者に依頼しても補助金が受け取れないので、補助を受けつつリフォームしたいなら、登録している事業者に依頼しましょう。
茨城県の新築・リフォームは「エヌエス創建」まで
エヌエス創建は、茨城県石岡市に本社を有する、地元に根ざした工務店です。
新築・リノベーション・各種リフォームから解体工事まで、家づくりに関わる一切をご依頼頂けます。
どんな工事でも、真心こめて、丁寧に対応させて頂きます。
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