新築で後付けカップボードを設置するには|造作との違い
新築住宅では、間取りや家具の配置など決めることがたくさんあります。
その中でも「カップボード」は、多くの住宅で採用されている収納アイテムです。
そこで本記事では、カップボードの設置方法や選び方などをまとめてご紹介します。
これから新築住宅を計画されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
カップボードとは
カップボードとは、主に食器や食品を収納するための収納のことを指します。
一般的にはキッチンやダイニングなどで使用され、棚や引き出しが付いていて、食器や食品を整理して収納できるのが特徴です。
カップボードはさまざまなデザインやサイズがあり、木製や金属製、プラスチック製などの素材が選べます。
シンプルなタイプからアンティークなものまで、さまざまなタイプがあります。
新築カップボードの設置方法
ここでは、新築でカップボードを設置する場合の方法をご紹介します。
主に後付けタイプと造作タイプがあるため、ご自宅の間取りや目的に応じて選んでみてください。
①後付けタイプ
後付けタイプのカップボードは、住宅の新築後に購入して設置するタイプです。
一般的にはホームセンターや家具専門店で購入し、後から搬入します。
住宅が竣工した後に設置可能なので、すでに完成してしまった場合でも十分対応できます。
メリット
後付けカップボードの主なメリットは、下記が挙げられます。
- 柔軟性が高い
- 簡単に交換できる
- コストが比較的安い
- デッドスペースが活用できる
後付けカップボードは既存のキッチンに追加できるため、スペースに合わせてカスタマイズできるのがメリットです。
最近では1㎝単位でオーダーできるカップボードも販売されているので、ぴったり合うように仕上げられます。
また直置きするだけで設置が完了するため、将来的にリフォームで交換する場合にも撤去作業が簡単です。
さらに規格品であることから、コストも比較的リーズナブルに済みます。
コンパクトなタイプを選べば、普段使われていないデッドスペースを埋めることも可能です。
これにより部屋全体の収納能力が向上し、スペースを最大限に活用できます。
デメリット
既存の部屋やキッチンに後付けカップボードを取り付ける場合、適切なスペースが限られています。
例えば壁や天井の構造、配管や配線などの障害物がある場合、設置が制限されてしまうのがデメリットです。
また後付けカップボードは、既存のスペースに合わせて取り付ける必要があります。
そのため、設置場所やスペースの形状によっては、外観やデザインに制約が生じるため注意しましょう。
後付けタイプがおすすめなケース
後付けタイプのカップボードがおすすめなのは、下記のようなケースです。
- 費用を節約したい場合
- DIYでカップボードを設置したい場合
- キッチンの間取り形状が長方形の場合
後付けタイプのカップボードは、比較的設置費用を抑えられるのが特徴です。
またDIY好きな人や自分で手軽に取り付けたい人にも、後付けタイプのカップボードは適しています。
多くの製品は比較的簡単に取り付けられるので、工事の工程も自分で行いたい場合におすすめです。
キッチンの間取り形状が一般的な長方形であれば、適合する既製品の種類が多くなります。
設置作業も比較的手間が掛かりにくくなるため、後付けでも十分対応可能です。
②造作タイプ
造作タイプのカップボードとは、各住宅のスペースに合わせてオーダーメイドで作られる収納ユニットのことを指します。
特殊な工事となるため、工務店や家具専門メーカーが設計・製作を行うのが一般的です。
無駄なスペースがなく最大限の収納効率を実現できるため、新築住宅の収納にこだわりたい方に人気です。
メリット
造作タイプのカップボードの主なメリットとしては、下記の点が挙げられます。
- オーダーメイドで作成できる
- スペースが最大限活用できる
- 高品質な仕上がりになる
- デザインに統一感が生まれる
造作タイプのカップボードは、1軒1軒のスペースに合わせて完全にカスタマイズできるのがメリットです。
部屋の形状やサイズ、収納アクセス、素材、仕上げなどを自由に選択できるため、スペースの無駄が生じません。
また高品質な材料を使用して熟練した職人によって製作されるため、耐久性が高く美しい仕上がりになります。
他の内装仕上げと同時に行うことで、デザインに統一感が生まれるのもメリットです。
デメリット
造作タイプのカップボードは一から設計する必要があるため、既製品と比べて価格が高くなるのがデメリットです。
また専門的な職人技術が必要なため、製作に時間がかかります。
注文から製品の到着までに数週間または数か月かかる場合があるため、納期に余裕を持っておく必要があります。
また後付けタイプとは違い、作成後の位置変更や交換等が簡単に行えない点にも注意しましょう。
造作タイプがおすすめなケース
造作タイプのカップボードがおすすめなのは、下記のようなケースです。
- 特殊な形状の間取りをしている場合
- 収納にこだわりたい場合
- LDKとデザインを揃えたい場合
造作カップボードは、 既製品の収納家具がフィットしない特殊なスペースや形状の場合に最適です。
また思い通りの場所に棚を設置したい等、こだわりを持っている方にも向いています。
そして隣接するLDKとインテリアデザインを揃えたい場合にも、造作カップボードの方が美しい仕上がりになります。
新築でカップボードを後付けする際のポイント
新築では、造作ではなく後付けのカップボードが選ばれることが多いです。
具体的なポイントとしては、下記の点が挙げられます。
- キッチン全体とデザインを合わせる
- 適切なサイズを選ぶ
- オプションを選ぶと便利に
- 耐震性を確保しておく
カップボードを後付けする場合でも、キッチン全体のデザインや雰囲気に合わせることが重要です。
カップボードの素材、色、デザインを検討し、キッチンの一体感を保つようにしましょう。
またサイズは、キッチンのスペースと収納ニーズに合わせて選ぶ必要があります。
壁や天井の寸法を測定し、十分な収納スペースを確保するのがポイントです。
適宜オプションを選んだり耐震補強を行ったりしておくことで、造作収納と同程度の使いやすさが実現します。
まとめ
新築住宅のキッチンでは、カップボード選びは大きな悩みの種です。
後付けと造作のどちらにもメリット・デメリットがあるので、本記事でご紹介した方法を参考に、ぜひ納得のいく計画を実現してみてはいかがでしょうか?
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