「外より家の中が寒い」対策は?│一軒家を暖かくする方法を解説!
「外よりも家の中の方が寒い」と、冬を前にして頭を抱える人もいるでしょう。
家が寒いと、日常生活を送るだけでストレスが生じます。さらにヒートショックに代表される、様々な身体的ダメージを負ってしまいます。
そこで本記事では「どうして家の中が寒いのか」まずは原因を紹介します。続いて「手軽に取れる寒さ対策」を紹介。最後に「根本的に解決する方法」について解説します。
朝起きた時、帰宅した時「寒い」と言ってしまう生活に終止符を打ちましょう。
目次
なぜ家の中が寒いの?原因は?
1)すきまから冷たい風が入ってくる
2)断熱材の性能が悪い・入っていない
3)暖房器具の出力が足りない
「服や暖房器具」による対策
1)上着を重ねるなど服装で調整
2)輻射熱が出る暖房を使う
3)エアコンを広い部屋用に切り替える
「DIY」でお手軽に寒さ対策
1)断熱シートを窓に貼り付ける
2)断熱性能があるカーテンを利用する
3)カーペット・じゅうたんで緩衝帯を作る
4)モヘアシールですきまを埋める
根本的に改善するなら「リフォーム」
1)『窓』からの冷気には二重窓・複層ガラス
2)『天井・2階』からの冷気には断熱材
3)家全体をフルリノベーションする手も
4)最終手段は古い家から新築への建て替え
まとめ│家の寒さ対策で快適な生活を
茨城県の新築・リフォームは「エヌエス創建」まで
目次
なぜ家の中が寒いの?原因は?
まずは寒さを感じる原因を紹介します。家の中が寒くなる原因は、これから紹介する3つであることがほとんどです。
すきまから冷たい風が入ってくる
1つ目は「すきま」です。どんなに暖房を使っても、高性能な断熱材を使っても、家にすきまがあり外の冷たい風が入ってくれば、室内の温度も下がってしまいます。
玄関ドアや窓など、すきま風が侵入しやすい場所を確認して、体感できるほどのすきまがあるなら、後述する方法を用いてすきまを埋めましょう。
断熱材の性能が悪い・入っていない
2つ目は「断熱材の性能が悪い、または入っていない」こと。
建築から年数が経過した日本の住宅は、断熱材の重要性が認識されないまま建築されており、性能の低い断熱材が使用されている可能性があります。場合によっては、断熱材が入っていない場合も。
その結果、屋根裏や床下の冷気が壁、床板に直接伝わり、家全体が寒くなってしまうのです。
暖房器具の出力が足りない
3つ目は「暖房器具の出力が足りない」こと。
すきまを全て埋めて高性能な断熱材を使用しても、熱源がなければ家は段々と冷えていきます。昼間は太陽光に頼ることもできますが、曇りや雨の日、夜間は熱源を暖房器具に頼る必要があります。部屋の広さに最適な大きさの暖房器具を使用しましょう。
「服や暖房器具」による対策
寒さの原因が分かったところで、対策に入っていきましょう。まずは気軽に取れる方法からです。
上着を重ねるなど服装で調整
最も手軽な方法は「服装で調節」すること。
人間は体内で熱を作り出しているので、自身がヒーターともいえます。熱を逃さないよう重ね着をすれば、寒さに耐えられます。家にいる時間が短いなら、重ね着で対応するのが費用対効果の高い対策です。
輻射熱が出る暖房を使う
石油ストーブなど「輻射熱が出る暖房の使用」もおすすめ。
輻射熱とは、熱源となる物体が発する電磁波で伝わる熱のこと。焚き火に当たるとじんわり温かくなるのは、温かい風が当たる対流熱のほかに、この輻射熱があるからです。
エアコンを広い部屋用に切り替える
「エアコンを広い部屋用のものに切り替える」のもよいでしょう。
先述したとおり、広さに対して不適切な大きさのエアコンを使っていては、家から逃げ出す熱の方が多くなり、いつまでも部屋は温まりません。畳数にあったエアコンへの切り替えを考えましょう。
勾配天井や吹き抜けなど、温めるべき体積が大きい場合は、その点も考慮して暖房器具を選定することが大切です。
「DIY」でお手軽に寒さ対策
続いて、一手間かけてDIYで寒さ対策する方法を紹介します。
断熱シートを窓に貼り付ける
家の中で最も熱が逃げ出しやすい部位がどこか、ご存知でしょうか。正解は「窓」です。冬の熱損失のうち、58%は窓から逃げ出すといわれます。
熱が逃げ出しやすい「窓に断熱シートを貼る」ことでいくらか冷気の侵入を防げます。
断熱性能があるカーテンを利用する
窓からの冷気を防ぐ2つ目の方法として「カーテンの利用」が挙げられます。
適切な大きさのカーテンを利用することで、外 ~ 窓とカーテン ~ 中と、外と中の間に空気の層を設けることができ、冷気の侵入を防げます。商品によっては熱を通しにくい遮熱タイプもあるので、合わせて検討しましょう。
カーペット・じゅうたんで緩衝帯を作る
床から足に伝わる冷気を防ぐには「カーペット・じゅうたんで緩衝帯を作る」のが効果的です。
カーペットやじゅうたんは空気をたくさん含んでいて、床下からの冷気が足に伝わるのを防いでくれます。電気カーペットを利用すればさらに快適になるので、足の冷えに悩んでいる人は検討しましょう。
モヘアシールですきまを埋める
玄関ドアの歪みや、室内建具のすきまからの風が気になる人は「モヘアテープの利用」もおすすめ。
モヘアテープは細かな毛の束がシールに貼り付けられたもので、すきまのある場所に貼ることで、すきま風の侵入を防いでくれます。安価に販売されているので、手軽に試せるのも魅力的です。
根本的に改善するなら「リフォーム」
家の中の寒さを根本的に解決するには「リフォーム」が欠かせません。すきまをなくして断熱性能を底上げするには、床や壁、天井裏など見えない場所に手を加えるのが効果的です。
>関連コラム:【断熱】DIYで?業者に依頼?│断熱リフォームの方法を一挙紹介!
『窓』からの冷気には二重窓・複層ガラス
最も冷気が伝わりやすい、窓からの冷気には「二重窓・複層ガラス」がおすすめ。リフォームの範囲も限られるので、荷物を移動する手間も少なく、費用も比較的抑えられます。
二重窓は、既設の窓を残したまま、内側にもうひとつ窓を追加する方法。既設の窓と新設の窓の間にある空気で断熱性能を底上げします。
複層ガラスは既設の窓を撤去して、ペアガラスやトリプルガラスなど複数枚のガラスがはめ込まれた窓を新しく設置するもの。ガラスの間にある空気の層で断熱します。ガラスを支える枠も、樹脂製で熱伝導率の低いものを用いると、さらに効果を感じられるでしょう。
『天井・2階』からの冷気には断熱材
天井や床、壁の中に「新たに断熱材を加える」のも効果的です。断熱材が入っていない、または劣化で効果を失っている場合は、効果を実感できるでしょう。
壁に断熱材を入れる場合は一度壁を壊す必要がありますが、天井や床下に断熱材を入れる場合は何も壊さなくても大丈夫。費用も抑えられて、ホコリなどの心配も少ないので、まずは天井裏・床下から断熱材を入れてみましょう。
壁を取り壊すリフォームを行う場合は、一緒に間取りの変更も考えてみましょう。例えば廊下が寒いという悩みがある場合は、廊下とリビングの間にある壁を取り除き、リビングから他の部屋にアクセスできるようにします。廊下だった部分にもリビングの暖かい熱が伝わり、移動の際に寒さに悩まされずに済みます。
家全体をフルリノベーションする手も
より費用を掛けられる場合は「フルリノベーション」も視野に入れてみましょう。
一時的に引っ越して、床や壁などを全て取り壊し、基礎や柱といった構造部分だけ残します。間取りの変更もでき、断熱材をしっかり入れられるので、生活が一新されます。
最終手段は古い家から新築への建て替え
フルリノベーションを検討する場合は「新築への建て替え」まで検討してもよいでしょう。構造部分・基礎の解体や、基礎の再建築など費用は嵩みますが、今まで感じていた家への不満を一挙に解決できます。
子どもが巣立っている場合は平屋に減築することも考え、老後の生活まで考慮する場合はバリアフリーを意識した間取り・仕様を考えてみましょう。
>関連コラム:【リフォームと建て替え】どっち?メリット・デメリットから解説します
まとめ│家の寒さ対策で快適な生活を
服装での調節から建て替えまで、幅広い視点から「家の寒さ対策」を考えました。
寒さは健康を損なう原因にもなり得ます。寒いと感じたら我慢せずに、手軽に取り組める方法から試してみましょう。
茨城県の新築・リフォームは「エヌエス創建」まで
エヌエス創建は、茨城県石岡市に本社を有する、地元に根ざした工務店です。
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