【断熱】DIYで?業者に依頼?│断熱リフォームの方法を一挙紹介!
「また寒い冬がやってくる…。暖かい家に住みたい。」
このように家の寒さに不満を感じている人は、断熱リフォームを検討してみましょう。
外の冷たい空気と暖めたい室内の空気の間に、熱を通さない層を設ける断熱リフォームは、導入することで抜本的に住環境を変えられる可能性があります。
ここで気になるのは断熱リフォームの費用です。
あまりに高額であれば尻込みしてしまうもの。
あるいは自身でDIYできないかとも思ってしまいます。
本記事では断熱リフォームを、自分でできる部分と業者に依頼する場合とに分けて紹介します。
暖かい、くつろげる住まいを目指して断熱に取り組んでみましょう。
目次
【DIYでできる】断熱リフォーム
(1)断熱シートを貼り付けて空気層を作る
(2)遮熱効果のあるカーテンに取り替える
(3)モヘアシールを貼って冷気の侵入を防ぐ
(4)カーペット・コルクマットを敷く
【業者に依頼する】断熱リフォーム
(1)簡単に二重窓を実現する「内窓設置」
(2)複層ガラス・樹脂サッシへの交換
(3)玄関ドアを断熱性能の高いものに交換
(4)壁内・床下・天井の断熱材を交換・追加する
(5)無垢フローリングの重ね張り
(6)在来工法のお風呂をユニットバスに
断熱リフォームはどれくらいの費用?
窓の交換・内窓の設置:5~50万
床下・天井への断熱材充填:10~30万
壁面への断熱材充填:100万~
ユニットバス交換:50万~
まとめ│断熱で快適な室内環境を実現
目次
【DIYでできる】断熱リフォーム
最初に、建築に関わる作業をしたことがない「初心者でもできる」を基準に、断熱に効果があるリフォームを紹介します。
(1)断熱シートを貼り付けて空気層を作る
1つ目は「窓に断熱シートを貼り付けて空気層を作る」ことです。
住宅は床下や壁、天井などあらゆる場所に断熱材を張り巡らせて寒さから身を守りますが、実は最も冷気が侵入しやすいのは"窓"なんです。
窓からの冷気の侵入を防ぐことで、快適な住環境に一歩近づきます。
ホームセンターで売られている断熱シートを窓の大きさに合わせてカット、貼り付けるだけなので、手軽に導入できる断熱といえます。
(2)遮熱効果のあるカーテンに取り替える
「遮熱効果のあるカーテンに取り替える」のも手軽にできる断熱です。
暖かい部屋にいるとき、カーテンの向こう側の空気が冷たく感じたことがあるでしょう。
カーテンが冷たい空気を押し留めていてくれているのです。
遮熱効果のあるカーテンを選択したり、床に届く寸前の長さにすることでカーテンの断熱効果はさらに増すことでしょう。
(3)モヘアシールを貼って冷気の侵入を防ぐ
窓と窓、ドアと床、ドアと壁、住宅には様々な隙間が生まれますが「モヘアシールを貼って冷気の侵入を防ぐ」のも効果的です。
モヘアシールとは、細かな化学繊維の毛束がついたシールで、物が当たれば倒れ、すぐに元の形に戻る優れた特性を持ちます。
隙間風を感じる場所に貼り付けるだけの簡単施工なので、手軽に試せます。
(4)カーペット・コルクマットを敷く
冷気は壁面からだけでなく、床からも伝わってきます。
「カーペットやコルクマットを敷く」ことで空気の層が生まれて、床からの冷気を遮断できるでしょう。
購入後に敷くだけなので、こちらも気軽に試せる方法です。
【業者に依頼する】断熱リフォーム
ここからは工具などを持っていない、一般の人では施工が難しい方法を解説します。
費用はかかりますが、家の断熱性能を根本的に改善できるので、寒さにストレスを感じている場合は積極的に検討してみましょう。
(1)簡単に二重窓を実現する「内窓設置」
現在取り付けている窓の内側に窓を取り付ける「内窓設置」は効果的な断熱対策です。
既設の窓と新しく取り付けた内窓との間に空気の層ができるので、大きな効果が得られるでしょう。
慣れた業者なら時間をかけずに施工できるので、費用も比較的安価な点もメリットです。
(2)複層ガラス・樹脂サッシへの交換
既設の窓ガラスを撤去して「複層ガラス・樹脂サッシに交換」するのもよいでしょう。
複層ガラスは2枚、または3枚のガラスを1つのサッシに組み込んだもので、ガラスとガラスの間に空気の層を持つため、高い断熱性が得られます。
樹脂サッシは、窓ガラスの枠部分を熱伝導率の低い樹脂を使うことで、冷気が枠を通じて伝わらないようにするものです。
築後10年を超える住宅の場合は、ガラスが1枚で枠もアルミサッシを用いている場合があるので、交換を検討しましょう。
(3)玄関ドアを断熱性能の高いものに交換
「玄関ドア」もガラス・サッシの交換と同様の理由で交換を検討しましょう。
築後年数が経過した玄関ドアの場合、枠の歪みなどから隙間が生じている場合もあるので、断熱性能だけでなく隙間風を低減する目的でも、交換を検討したいものです。
(4)壁内・床下・天井の断熱材を交換・追加する
根本的に室内全体の寒さを改善したいなら「壁内・床下・天井の断熱材交換・追加」を検討しましょう。
築年数の長い住宅ほど断熱への意識が薄い傾向があり、床下に断熱材が全くなかったり、天井の断熱材が薄く敷かれているだけのケースがあります。
壁面の断熱材が長年の湿気で崩れ落ちている場合もあるので、寒さを感じる場合は断熱材が効果を発揮していない可能性があります。
床下や天井であれば、取り壊しを伴わずに断熱材を追加できる場合もあるので、気軽にリフォーム業者に相談してみましょう。
(5)無垢フローリングの重ね張り
床が寒い場合は「無垢フローリングの重ね張り」も効果的です。
無垢フローリング(杉・ヒノキなどの柔らかい木に限る)は、合板のフリーリングと比べて空気が詰まっていて高い断熱効果を持ちます。
踏んだ瞬間の冷たさが明らかに異なるので、床の寒さに悩んでいるなら検討してみましょう。
(6)在来工法のお風呂をユニットバスに
寒さを感じるのはリビングやダイニングなど、居室だけではありません。
入浴中や入浴前後に寒さを感じることもあるでしょう。
特にコンクリートやタイルで作られている在来工法のお風呂の場合は、熱伝導率の高さから冷気が浴室、体に伝わりやすく、寒さでストレスを感じやすいものです。
「ユニットバスにリフォーム」すると断熱効果の違いが感じられます。
在来工法のお風呂だけでなく、年数が経過したユニットバスでも性能の違いから寒さを感じることがあるので、リフォームの検討が必要になります。
断熱リフォームはどれくらいの費用が?
リフォームで寒い家から解放されることは分かりましたが、それぞれどの程度の費用がかかるのでしょうか。
最後に、断熱リフォームの費用相場を解説します。
なお、現場によって条件が異なり、使用する断熱材やユニットバスのグレードによっても金額が変わるので、正確な金額を知りたい場合はリフォーム業者への相談が必要な点に留意しましょう。
窓の交換・内窓の設置:5~50万
窓の交換や内窓の設置は「5~50万円」ほどが目安です。
リビングの主要な窓1つに内窓を取り付けるだけなら、比較的安価に済みます。
窓をまるごと取り替える場合や、複数の窓が関わる工事になると費用は上がっていくでしょう。
なお、居室だけの取り替えにすると、トイレやお風呂との寒暖差が大きくなるので、主要な動線だけでも同じ条件でのリフォームを検討しましょう。
床下・天井への断熱材充填:10~30万
床下や天井に断熱材を充填したり、交換する場合は「10~30万円」ほどを目安にしましょう。
床下や天井には点検・修理のために、人が通れる点検口が付属しています。
点検口から進入して断熱材を追加できる場合は比較的安価な費用で施工できるでしょう。
壁面への断熱材充填:100万~
壁面の断熱材を交換・充填する場合は、費用が高額になり「100万円を超える」場合が多くなるでしょう。
壁面の場合は室内側の壁を一度取り壊して、断熱材を充填後に復旧する必要があるので、床や天井と比べて多くの手間や費用がかかります。
その分広い面積に断熱リフォームの効果が現れるので、高い効果が得られるリフォームといえるでしょう。
ユニットバス交換:50万~
局所的な断熱リフォームになりますが、ユニットバスの交換はリフォームの交換を実感しやすいものです。
費用は現況の浴室の仕様や、選択するユニットバスのグレードによって異なりますが「50万円以上」の費用を見込んでおきましょう。
まとめ│断熱で快適な室内環境を実現
「家が寒い」と感じる人に向けて、家の断熱性を高める方法をDIY・業者への依頼、2つの視点から解説しました。
断熱性能の向上は、日々の生活の快適性を上げるだけではなく、寒暖差から生じる体の不調を防ぐ効果も持っています。
寒さにストレスを感じている人は、ぜひ断熱リフォームを検討してみてください。
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