【家の中で熱中症】13の対策を解説│茨城県のハード対策も紹介

【家の中で熱中症】13の対策を解説│茨城県のハード対策も紹介

「熱中症」と聞くと、屋外で運動中に起こると思われがちです。
しかし室内で熱中症になる人も多くおり子どもから高齢者まで、室外だけでなく室内でも気をつける必要があります。

本記事では熱中症について、原因および対策を、気軽にできるソフト面や住まいの工事が必要なハード面も含めて解説します。

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目次

熱中症になったらどんな症状が出るの?
家で熱中症になる原因
家の中での熱中症対策 : ソフト編
家の中での熱中症対策 : ハード編
まとめ│ソフト・ハード両面で「家の中での熱中症」を防ごう
茨城県の新築・リフォームは「エヌエス創建」まで


 

熱中症になったらどんな症状が出るの?

熱中症になったらどんな症状が出るの?

>関連リンク:京都府 熱中症になったらどんな症状が出るの?

もしも熱中症になってしまった場合、一体どんな症状が出るのでしょうか。

全日本病院協会によると、下記のような症状が見られるようです。

>関連リンク:全日本病院協会 熱中症ついて

Ⅰ度(現場での応急処置で対応できる軽症)
・立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる)

・筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り)

・大量の発汗

 

Ⅱ度(病院への搬送を必要とする中等症)
・頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感

 

Ⅲ度(入院して集中治療の必要性のある重症)
・意識障害、けいれん、手足の運動障害

・高体温(体に触ると熱い。いわゆる熱射病、重度の日射病)

 

こうした症状が出ても適切に処置をされない場合は、場合によっては亡くなってしまうケースもあるので、室内でも対策を取る必要があります。

家で熱中症になる原因

具体的な対策を考える前に、どうして熱中症になってしまうのか、原因を確認しましょう。

室温が高いから

1つ目の原因は「室温の高さ」です。

熱中症の主な原因は体温の調節がうまくいかず、体温が上がってしまうこと。

室温が高くなれば、皮膚からの熱の放出ができません。

湿度が高いから

2つ目の要因は「湿度の高さ」です。

人の体から出た汗は、蒸発することで気化熱と呼ばれる熱を奪い、体温を下げる効果を発揮します。

しかし湿度が高い環境下では、発汗した汗が蒸発せず体温を下げる機構がうまく働きません。

風通しが悪いから

湿度の高さと同様の理由で「風通しが悪いこと」も熱中症の原因になります。

無風状態のとき、体のまわりには体温の熱や発汗による湿気が留まります。風があれば、低い気温・湿度の空気が運ばれるので、体温の低下に期待できます。

長時間体を動かしているから

長時間にわたって家事を続けるなど「体を動かし続けること」も体温の上昇に寄与します。

激しい運動をするとき以外でも、家事・育児などで動くだけでも筋肉から熱は生産されます。長く動き続ければ、それだけ熱が生産され、体温が上がる原因になるのです。

長時間水分補給をしていないから

水分補給を長く行わないときも「発汗作用が阻害されるため体温が上がります」

また、水分補給は体の奥の方の体温(深部体温)を下げる作用もあるので、水分補給を行わないことで深部体温の上昇にもつながります。

 

家の中での熱中症対策 : ソフト編

では、家の中で熱中症にならないために、どうすればよいのでしょうか。まずは手軽に行える「ソフト面」での対策を紹介します。

気温・湿度を把握すること

気温・湿度を把握すること

>関連リンク:厚生労働省鳥取労働局 衣WBGT値と気温、相対湿度との関係

熱中症を避けるためには「現在の室内の気温と湿度を把握すること」が大事です。

熱中症を予防するための指針として「WBGT値」という表が設定されています。表によると、気温が28℃のとき、湿度55%のときに警戒、75%のときに厳重警戒、100%のときに危険などと、具体的な数値で危険度を示しています。

体感だけでなく、数値で危険度を測るため、室内の気温・湿度の把握は重要です。

扇風機で風通しを確保する

気軽に取れる熱中症対策として「扇風機の利用」も挙げられます。

扇風機を利用することで、冷たい空気や湿度の低い空気を送り体温を下げる効果が期待できます。

ただし、外気温が高い場合や湿度が高い環境下では効果が薄いので、冷房の使用をおすすめします。

適切なタイミングで冷房を利用する

適切なタイミングで冷房を利用する

気温が高い・湿度が高い環境下では「冷房の利用」が効果的です。

低い温度・低い湿度の空気を作り出せるエアコンは、熱中症予防に最適です。

ただし、断熱材が入っていない家や隙間の多い家では、外部の熱や湿気が入り込みやすくなるので、エアコンが効かない場合は断熱効果を高めるリフォームを検討しましょう。

適度なタイミングで休憩・水分補給を行う

適度なタイミングで「休憩・水分補給を行う」意識も大切です。

先述したとおり、人は動くだけでも熱を生産して、水分がなければ効率的に熱を排出できません。

室内であっても、休憩なく動き続けるのは危険であると認識しましょう。

家族の生活環境を観察する

熱中症の初期症状は自分では分からない場合も。「家族の生活環境を観察する」ことも大切です。

エアコンのある部屋でも、節電を意識して扇風機しか使用しないケースもあるので、家族の健康状態をよく見てみましょう。

 

家の中での熱中症対策 : ハード編

続いて、間取りの変更や設備の追加など、建築的な側面から熱中症を予防する方法を紹介します。

遮光・遮熱機能のあるカーテンを利用

外から光を取り込むと室温は上昇してしまいます。「遮光・遮熱機能のあるカーテンを利用」することで、熱を遮断して室温の上昇を防げます。

カーテンには遮熱等級が設定されているので、熱中症対策なら高い等級の製品を使用するのがおすすめです。

すだれ・オーニングを利用

室内側だけでなく、室外に「すだれ・オーニングを設置」することでも遮光・遮熱を図れます。

屋外で太陽光を防げば窓ガラスより内側に熱が侵入するのを防げるので、非常に高い熱の侵入防止効果を期待できます。

軒をしっかり伸ばす

軒をしっかり伸ばす

>施工事例:日射を遮るよう配慮された注文住宅

すだれやオーニングの利用とともに高い効果を見込めるのは「しっかり伸ばした軒」です。

軒を伸ばすことで夏の強い日差しを遮ることができるので、室内で感じる太陽光の熱を大幅に軽減できます。

高性能な断熱材を利用する

壁・床・屋根からの熱の侵入を防ぐためには「高性能な断熱材の導入」が効果的です。

特に、古い家では断熱材が脱落していたり、そもそも床下や小屋裏に配置されていない場合もあるので、断熱材の有無の確認そして高性能な断熱材への交換を同時に検討しましょう。

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高性能な窓・玄関ドアを利用する

高性能な窓・玄関ドアを利用する

>施工事例:二重窓で暑さ・寒さへの対策を図る(石岡市)

熱中症を防止するなら、断熱材とともに「高性能な窓・玄関ドアの導入」がおすすめです。

外部から室内へ侵入する熱のうち7割は窓などの開口部からとされています。

複層ガラスや樹脂サッシなど、高性能な窓を導入することで熱の侵入を防ぎましょう。

内窓を設置して、外部と室内の間に緩衝帯を設けるのも手です。

>関連コラム:【高気密・高断熱をリフォームで】できる?費用は?解説します

通風機能のある窓・ドアを利用する

「換気をしたいのに、防犯のために窓を開けられない」という人には「通風機能のある窓・ドアの利用」もおすすめです。

防犯に気を使いながら風を通せるので、自然の風を取り入れながら熱中症を予防したい人にぴったりです。

 

まとめ│ソフト・ハード両面で「家の中での熱中症」を防ごう

まとめ│ソフト・ハード両面で「家の中での熱中症」を防ごう

>施工事例:断熱・耐震も含めたフルリノベーション工事(石岡市)

家の中で熱中症になってしまうことを防ぐために、ソフト・ハード面からできることを紹介しました。

熱中症は外で運動しているときにのみ起こるものではありません。室内でじっとしているときでも、室温・湿度が高ければ熱中症になる可能性があります

休憩したり水分補給を行ったりして、ソフト面から熱中症対策を行うことは可能です。

しかし同時に、断熱材を更新する、遮熱性能の高い窓を導入するなど、住まいの基本性能を上げることも大切です。

ソフト・ハードの両面から、熱中症を防げるように対策を取りましょう。

 

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エヌエス創建は、住む人が快適で健康に住めるような家創りをしたい。大切なお家をお客様と共に創り上げる。その思いから、1棟1棟に心を込めて家創りをしております。

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