サンルームの増築で後悔する5つの瞬間│後悔を避ける方法も紹介します
洗濯物の悩みを解決したい。日の当たる暖かい部屋でお茶を飲みたい。こうした願望を叶えてくれるツールが「サンルーム」です。
サンルームとは、ガラスで囲まれた空間が建物からせり出したものを指します。このサンルーム、実は設置することで後悔を感じてしまうケースがあることをご存知でしょうか。
本記事では「サンルームを設置したあとに後悔を感じてしまう瞬間」を5つ紹介します。
事前にどんなときに後悔するのか把握すれば、対策を考えることも可能になります。どんな後悔を感じやすいのか、どんな対策を取れるのか、勉強しましょう。
※「サンルーム」と「テラス囲い」、似た言葉がありますが、本記事ではサンルームに統一して解説しています。
目次
改めて解説します「サンルームの役割」
(1)天気に関係なく洗濯物を外干しできる
(2)花粉症持ちの人でも大丈夫
(3)電気代の節約に効果を発揮する
(4)暖かに過ごすカフェスペースとして
サンルームを設置して後悔する5つの瞬間
(1)想像していたよりも洗濯物の乾きが悪い
(2)掃除をしないと汚くなる。掃除は大変。
(3)外部からの視線が気になってしまう
(4)カンカン当たる雨音が気になってしまう
(5)設置費用が高額・固定資産税が高額
まとめ│欠点も含めて、サンルームの特徴の把握を
茨城県の新築・リフォームは「エヌエス創建」まで
目次
改めて解説します「サンルームの役割」
改めて、サンルームを設置するとどんな効果が得られるのか、役割を再確認してみましょう。
天気に関係なく洗濯物を外干しできる
外が暴風雨の天気であっても、サンルーム内に雨が降り込むことはありません。晴れでも雨でも「太陽光の恩恵を最大限に利用しながら洗濯物を外干しできる」点が最大のメリットです。
サンルームがなければ、雨の日は洗濯物を室内で干すことになり、生乾き臭が室内に漂ってしまいます。さらにサンルームと室内とはサッシで区切られているので、臭いが室内に移る心配も不要です。
花粉症持ちの人でも大丈夫
「花粉症を患っている人」は、さらにサンルームの恩恵を受けられるでしょう。
4・5月、寒さが緩み暖かくなる時期は洗濯物を外に干したくなります。しかし花粉が付着することから、花粉症の人は室内で洗濯物を干すことを余儀なくされます。一方で「サンルームさえあれば花粉の付着を遮りつつ日差しを呼び込めます」。
お日さまの香りを花粉症シーズンに嗅げるのは魅力的です。
電気代の節約に効果を発揮する
部屋干しする人は、除湿機やエアコン、浴室暖房乾燥機といったツールを使用して洗濯物を乾かそうとするでしょう。しかし、浴室暖房乾燥機を中心に、多大な電気代を要する場合もあるので、請求書の確認は欠かせません。
一方でサンルームの場合は太陽からの光を浴びて「電気を使用しなくても洗濯物がしっかり乾く」特徴を持ちます。
暖かに過ごすカフェスペースとして
サンルームの効果は実用的に利用するものが全てではありません。屋根がついていて、風を遮り暖かな日差しだけを呼び込むサンルームは「冬季を中心に快適なスペースを提供してくれます」。
本を読む。お茶を飲む。こうした時間の使い方を暖かな空間で過ごせるでしょう。
サンルームを設置して後悔する5つの瞬間
メリットの多いサンルームですが、実は設置した後に後悔を感じる瞬間もあります。どんなときに「設置するんじゃなかった…」と感じてしまうのでしょうか。
想像していたよりも洗濯物の乾きが悪い
サンルームを設置すればすぐに洗濯物が乾くと思いきや「洗濯物の乾きが悪いとき」後悔を抱えてしまうでしょう。設置した主目的が達成できなければ、満足できないのは当たり前です。
対策:換気框・換気扇、コンセントを設置しておく
対策としては「換気框・換気扇の導入、扇風機や除湿機を置けるようコンセントの設置」が現実的です。サンルームを設置しても洗濯物が乾かない最大の原因は気流が不足することです。太陽光を浴びてルーム内の温度が上昇しても、発生した湿気を吹き飛ばす風がなければ洗濯物は乾きません。
換気用の小窓である換気框や換気扇を導入することで、効率的に湿気を排出すると効果的に乾燥できます。さらに扇風機や除湿機が置けるよう、コンセントを配置すると安心です。花粉の季節や日差しの弱い冬季には、除湿機に頼る機会も生じるからです。
掃除をしないと汚くなる。掃除は大変。
サンルームは全面がガラスで覆われているため、非常に汚れが目立ちやすい特徴を持ちます。汚れが堆積しやすい天井部分は特に気になるでしょう。
このため「掃除が大変」で後悔する可能性はあります。
対策:設置時にメンテナンスまで考える
対策は「サンルームの増設を決めたときに、メンテナンスのことまで考える」ことです。
掃除のことまで考えながら導入することで、屋根部分を掃除する方法もリフォーム業者に相談できます。たとえば脚立を置く場所を別途準備してもらう、2階の屋根からモップが届く位置に配置してもらうなど。
屋根にキズがつくと採光性が損なわれてしまう点にも留意しましょう。
外部からの視線が気になってしまう
自由に洗濯物を干せるイメージがあるサンルームですが、実は不自由な点も存在します。それは「外部からの視線が気になること」です。
光を取り入れるために全周がガラスになったサンルームでは、光とともに視線も通過してしまうので、洗濯物を見られたり、くつろいでいる姿を見られることが気になることがあります。
対策:すりガラスを利用する
効果的な対策は「すりガラス」を利用することです。
すりガラスとは、ガラスの表面に微妙な凹凸を施したガラスで、曇ったように見えるガラスを指します。すりガラスを用いれば、視線は遮りながら光を透過させられるので、視線の問題を解決できます。
第2のリビングとして利用する場合は、全体をすりガラスにしてしまうと圧迫感を感じるので、視線を感じる可能性がある箇所だけをすりガラスにするのがコツです。
カンカン当たる雨音が気になってしまう
設置してみて初めて気づく後悔は「雨音が気になること」です。
サンルームの屋根は、ガラス、またはポリカーボネート製であることから、雨が降れば”カンカン”と音が響いてきます。このため音に敏感な人は「雨音が気になってストレスに感じる」瞬間が来るかもしれません。
対策:間取り・シャッター・内窓の導入
住宅の場合は、屋根に断熱材を敷くことで音を吸収していますが光を呼び込みたいサンルームの場合は断熱材で対策を取れません。
対策として考えられるのは「間取りに気をつける」ことです。寝室や子ども室、書斎など静かな環境が求められる部屋の前にサンルームを取り付けるのは避けましょう。
さらに「シャッターや内窓の導入」も効果的です。外部に取り付けるシャッターや、室内側に取り付ける内窓を利用すれば、サンルームから響く音を大幅に軽減できます。暑さ寒さを防ぐ効果も期待できるので、サンルームと一緒の取り付けを検討しましょう。
>関連コラム:【戸建て・一軒家はなぜ寒い?】後悔を感じる5つの理由と6つの対策
設置費用が高額・固定資産税が高額
後悔を抱えるポイントとしては「費用」にも注目しましょう。
まずは設置する際の費用です。サンルームを設置する場合は、安くても50万円ほどの費用を要します。建築後に使用頻度が低い場合は「高いお金をかけて作ったのに使わないな…」と思ってしまいます。
また、サンルームは多くの自治体で固定資産税の対象となります。年間1万円~ほどの増額となるので、設置することで固定資産税が増額になることを知らなければ、固定資産税徴収の際に「作らなきゃよかったな…」と思うかもしれません。
対策:サンルームを設置する目的を明確化する
設置費用や固定資産税を減らす方法は存在しません。設置費用については部材費と人件費がかかりますし、固定資産税は減額の手段がありません。
このため「高い費用をかけてでも、サンルームを設置する目的を認識すること」が重要になります。目的がはっきりすれば、サンルームの使用頻度が上がり「高かったけど、これだけ便利に使えてるんだから良かったよね」と費用対効果に満足を感じるでしょう。
まとめ│欠点も含めて、サンルームの特徴の把握を
サンルームを増築する際に、感じやすい後悔と対策について解説しました。
梅雨や花粉症に季節に非常に便利なサンルームですが、後悔を感じてしまう場面もあるようです。設置する前に、どうして設置するのか、設置したあとの管理や使い方はどうするのか、想像を巡らせることで後悔を防ぎましょう。
>施工事例:多目的に利用できるオープンスペース(茨城県小美玉市)
なお、サンルームのようなスペースとしては、上記事例のように、屋根だけを取り付けることも考えられます。この場合、車や自転車、園芸用品も置けるので、より多目的に使える可能性があります。
使用目的を明確化して、効果的に外構リフォームを行いましょう。
茨城県の新築・リフォームは「エヌエス創建」まで
エヌエス創建は、茨城県石岡市に本社を有する、地元に根ざした工務店です。
新築・リノベーション・各種リフォームから解体工事まで、家づくりに関わる一切をご依頼頂けます。
どんな工事でも、真心こめて、丁寧に対応させて頂きます。
【施工エリア】
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