【実家をリフォームしたいがお金がない】どうする?費用ってどのくらい?
久しぶりに実家に帰ると、キッチンやお風呂、洗面台など設備関係の古さが目につきます。さらに、古い家であれば床が湿気でふやけていて、踏むたびに床鳴りすることもあるでしょう。
「実家のリフォーム、してあげたいな」思いますが、同時に「お金がないな…。」とも思ってしまいます。
本記事では、こうした実家のリフォームをしたい一方でお金がない人に向けて、リフォーム費用を工面する方法を解説します。そもそも費用がどれくらいかかるのか、実家リフォームの注意点まで解説するので、合わせて見てみてください。
目次
実家のリフォームに要する費用は?
(1)断熱性を向上させるリフォームの費用
(2)耐震性を向上させるリフォームの費用
(3)バリアフリー性能を向上させるリフォームの費用
(4)水回り設備の更新に関するリフォームの費用
実家のリフォームに回すお金がない。どうすればいい?
(1)各種リフォームに使えるリフォームの補助金を利用
(2)税金の軽減を利用して間接的に節約
(3)リフォームに使えるローンを利用する
実家のリフォームで注意しておきたい点は?
(1)リフォーム費用が贈与税とみなされるケースも
(2)一社に決め打ちでなく、複数社に相談を
まとめ│実家のリフォームは選択肢を絞らずに
茨城県の新築・リフォームは「エヌエス創建」まで
目次
実家のリフォームに要する費用は?
はじめに、実家のリフォームを行う場合の費用を見てみましょう。どの程度のお金を工面すればよいのかが分かれば、費用を貯める道筋も見えてきます。
断熱性を向上させるリフォームの費用
家での暮らしを快適にする、最も効果的な方法は断熱性能を確保することです。現在の実家が、夏は暑く冬は寒いなら、断熱材を追加したり、窓を交換するのがおすすめです。
>関連コラム:【戸建て・一軒家はなぜ寒い?】後悔を感じる5つの理由と6つの対策
工種ごとの大まかな費用は下記表のとおりです。
窓の交換・内窓の追加 | 5万円~ / 枚 |
天井・床下の断熱材 交換・追加 | 10万円~ |
壁面の断熱材 交換・追加 | 30万円~ |
費用をおおまかに記載しているのは、リフォームの内容によって金額が大きく変化するからです。
たとえば窓の断熱リフォームを行う場合、ガラスの交換・窓枠も含めた交換・ペアガラス・トリプルガラス・Low-eガラス・ガラスの面積…。様々な選択肢が考えられます。
断熱材についても同様で、断熱材の種類や点検口の有無など、費用に影響を与える要素がたくさん存在します。
正しい費用を求めるためには、リフォーム業者への見積もりと取ることが第一です。
>茨城県で実家リフォームを検討している人は、お気軽にお問い合わせください
耐震性を向上させるリフォームの費用
建築後に年数が経過している場合は、耐震性を向上させるリフォームを行うことで、大きな地震が発生した場合に備えて安心した生活を送れるようになります。
地震への抵抗力を高めるためには、以下の3つの対策が考えられます。
耐震 | 50万円~ | 筋交いや構造用の面材を増やすことで建物の強度を増す工法です。 |
制震 | 50万円~ | 制震ダンパーなどの機器を壁内に設置して、地震のエネルギーを吸収させる工法です。繰り返し発生する地震に強みを持ちます。 |
免震 | 200万円~ | 基礎と建物の間に特殊な機器を導入して、建物に伝わる揺れを最小限にします。効果は高い一方で、高価である点が難点です。 |
バリアフリー性能を向上させるリフォームの費用
実家にお住まいの両親の足腰が弱ってきているなら「バリアフリー」を目指したリフォームも考えてみましょう。元気なうちにリフォームしておくことで、手すりやスロープの扱いに慣れられるので、早めにリフォームしておくのも手です。
>関連コラム:老後に向けたリフォームのポイントを解説│茨城県のリフォーム事例も紹介
手すりの設置リフォーム | 3万円~ / 箇所 |
ドアを引き戸に変更 | 5万円~ / 箇所 |
段差の解消リフォーム | 5万円~ / 箇所 |
水回り設備の更新に関するリフォームの費用
キッチンやトイレ、ユニットバスなど、水回りは使っているうちに老朽化し、10年を境に不具合が出やすい傾向にあるようです。流量が少なくなったり、わずかな水漏れから壁材が腐食したり、様々な問題が生じやすい水回り設備は、更新で使い勝手の大幅な改善を図れます。
キッチンリフォーム | 60万円~ |
トイレリフォーム | 10万円~ |
浴室リフォーム | 80万円~ |
洗面台リフォーム | 10万円~ |
なお、キッチン・トイレ・浴室の3つを同時にリフォームすることを「3点リフォーム」と呼ぶことがあります。まとめて行った方が、バラバラに行うより割安になる傾向があるので、同時リフォームを検討してもよいでしょう。
実家のリフォームに回すお金がない。どうすればいい?
実家のリフォームにどの程度の金額が必要なのか、おおまかにイメージできたところで、改めてリフォームは費用が高額になることが分かりました。見積もりを取れば、さらに具体的に金額が算出されるでしょう。
ここで改めて「お金がない」と思ったら、どうすればよいのでしょうか。
各種リフォームに使えるリフォームの補助金を利用
実家リフォームの費用を捻出する最も取りやすい方法は「補助金の活用」です。
補助金の対象になる特定の工事を行えば、一部費用を国や地方自治体が負担してくれるので、利用しない手はありません。
2023年は「こどもエコすまい支援事業」「先進的窓リノベ事業」「給湯省エネ事業」と、リフォームに利用できる大型の補助制度が用意されているので、検討してみましょう。
2023年以降も、毎年リフォームを対象とした補助金の出現が予想されます。国および、お住まいの自治体の補助金をチェックしてみてください。
>関連コラム:【2023年最新】こどもエコすまい支援事業"リフォーム"について解説!
>関連コラム:【先進的窓リノベ事業】概要とよくある疑問を分かりやすく解説します
税金の軽減を利用して間接的に節約
補助金として直接工事費用の軽減を受けるほかに、所得税や住民税が減額される「税金の軽減を利用する」のも効果的です。
たとえば、リフォーム促進税制や住宅ローン減税を利用すれば、対象となる工事・ローンの場合、所得税・住民税が軽減される制度があります。
毎年支払う所得税・住民税は、年収500万円の場合50万円を超えることもあり、節税による間接的な費用の軽減効果は高いといえるでしょう。
>関連コラム:国税庁 増改築等をした場合(住宅借入金等特別控除)
リフォームに使えるローンを利用する
直接的に、リフォームに必要なお金を「リフォームローンで賄う」ことも考えられます。
使用用途が限られていないフリーローンの場合、借入時の金利は5.0%を超えることもありますが、用途が限定的なリフォームローンの場合は1.0%台で借りられる可能性があります。
リフォーム費用が高額になるほど金利の負担は大きくなるので、借り入れる場合は金利の比較が欠かせません。
実家のリフォームで注意しておきたい点は?
記事の終わりに、実家のリフォームを子どもが行う場合に、気をつけるべきことを紹介します。
リフォーム費用が贈与税とみなされるケースも
1つ目の注意点は、子どもが費用を捻出したとき「贈与税として指摘」される可能性があることです。親名義の実家のリフォーム費用を子どもが捻出すると、親が贈与を受けたとして贈与税が発生します。
贈与税が発生しない110万円以下の金額に抑える。親から子に実家を売却・贈与したうえでリフォームするなど、贈与税を発生させずにリフォームする方法を考えましょう。
なお、先述した補助金や税金の軽減も、所有者や費用を捻出する人によって受けられなくなるケースもあるので注意が必要です。
一社に決め打ちでなく、複数社に相談を
2つ目は「複数社に相談する」ことです。
子どもが親の実家をリフォームする場合に、特に県外に出ている場合には、見積り依頼をかけたり実家で立ち会いするのが困難です。結果、ネット検索で見つけた1社に依頼することになりがち。しかし、粗悪な業者に当たってしまうと後悔につながります。
見積もりや現地での立ち会いが難しくても、メールや電話での相談は県外からでもできます。複数社に相談して、大まかな金額や人となりを比較してからリフォームを依頼しましょう。
まとめ│実家のリフォームは選択肢を絞らずに
「実家のリフォームを行いたいのにお金がない」という人に向けて、お金を工面する方法や注意点を解説しました。
新築住宅を建築すると新しい建物・設備に慣れてしまい、対象的に実家の設備や建物の老朽化を感じます。
しかし実家リフォームは金額も張ることから、簡単には実行できません。補助金なども活用しながら、負担を減らしつつリフォームを計画してみましょう。
茨城県の新築・リフォームは「エヌエス創建」まで
エヌエス創建は、茨城県石岡市に本社を有する、地元に根ざした工務店です。
新築・リノベーション・各種リフォームから解体工事まで、家づくりに関わる一切をご依頼頂けます。
どんな工事でも、真心こめて、丁寧に対応させて頂きます。
【施工エリア】
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