【戸建て・一軒家はなぜ寒い?】後悔を感じる5つの理由と6つの対策
戸建て住宅や一軒家に住んでいる人の中には「アパートに住んでいた時より寒いんだけど…!!」と、戸建てに引っ越したことで寒さが増すことに不満を感じる人もいるでしょう。
そこで本記事では「戸建て・一軒家はなぜ寒さを感じるのか」その理由を5つ解説します。さらに具体的な対策を6つ紹介するので、寒さにストレスを感じている人は、ぜひ実践してみてください。
>関連コラム:「外より家の中が寒い」対策は?│一軒家を暖かくする方法を解説!
目次
戸建て・一軒家で「寒い」と感じる5つの理由
(1)吹き抜けを設けるなど気積が大きいから
(2)壁の外側がすぐ外だから
(3)1階床下に断熱材が入っていないから
(4)木造住宅の構造部材の老朽化で隙間風が入る
(5)窓・玄関がアルミサッシ・シングルガラスだから
戸建て・一軒家の「寒さ」を軽減する6つの対策
(1)密着する肌着・厚着を意識する
(2)暖房・ヒーターを設置する
(3)断熱性のあるカーテンなどを利用する
(4)生活時間の多い場所にカーペットを敷く
(5)断熱リフォームで根本的に寒さを解消する
(6)新築への立て替えで根本的に寒さを解消する
まとめ│手軽にできるものから寒さ対策を
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戸建て・一軒家で「寒い」と感じる5つの理由
早速、戸建て・一軒家で「寒い」と感じてしまう理由を解説します。原因を突き止めて、引っ越したことへの後悔を払拭しましょう。
吹き抜けを設けるなど気積が大きいから
寒さを感じる1つ目の理由は「気積の大きさ」です。
集合住宅は効率的に建物を建築するために、天井高を統一して部屋が真四角になるように設計を行います。このため部屋の体積が限られていて、暖房をかけるとすぐに部屋を暖められます。
一方で戸建て住宅の場合は、一般的な集合住宅より天井高が高めで、空気の体積が大きいので暖まりにくい性質を持ちます。さらに吹き抜けや勾配天井を採用している場合は、暖かい空気が上っていってしまうので、さらに部屋が暖まりにくいでしょう。
壁の外側がすぐ外だから
2つ目の理由は「壁の外側が外だから」です。
アパートやマンションなどの集合住宅は、角部屋を除いて壁を隔てた先に他の人の部屋があります。人が住んでいなくても、隣接した部屋は断熱材としての効果を発揮してくれますし、人が住んで暖房をかけていれば、強力な断熱効果を持ちます。さらに天井・床も同様で、上下階の部屋も断熱材としての役割を果たします。
一方で戸建て住宅の場合は、壁の向こう側はすぐ外で、外部の寒さはダイレクトに壁・床・天井を冷やしてしまうでしょう。
1階床下に断熱材が入っていないから
3つ目の理由は「床下・壁・天井に断熱材が入っていないから」です。
新築で戸建て住宅を建築する場合、床下や壁、天井には必ず断熱材が入っています。古い中古住宅の購入などで断熱材が入っていなければ、外部の冷気が入り込む床下や天井の裏側と部屋が、断熱材もなしに隣接することになり、冷気が伝わり放題になります。
>関連コラム:【洗面所・脱衣所が寒い…】原因はなに?手軽に取れる対策・根本から解決する対策も紹介!
木造住宅の構造部材の老朽化で隙間風が入る
4つ目の理由は「木部の老朽化により隙間風が多いこと」です。
鉄筋コンクリート造の集合住宅では、コンクリートで隙間風が入る余地がありませんが、木造住宅の場合は、よほど気を使って施工しなければ、微小な隙間が生じて冷たい風が侵入する原因になります。
さらに老朽化した木造住宅では、木が乾燥で痩せたり、地震を受けて隙間が大きくなることがあります。こうした隙間からの風の吹き込みが寒さの原因のひとつです。
実は中古住宅を購入した場合を中心に、天井や床下に断熱材が入っていないケースが散見されます。入っていたとしても、壁面内の結露で断熱材が劣化して脱落、全く効果を発揮していない場合も。断熱材は隙間を埋める効果も期待されるので、入っていなければ冷気も隙間風も入り放題になるでしょう。
窓・玄関がアルミサッシ・シングルガラスだから
5つ目の理由は「アルミサッシ・シングルガラス」を利用していることです。
暖房をつけた部屋で、窓側から冷気を感じた経験がある人もいるのではないでしょうか。実は外からの冷気は壁よりも、玄関ドアや窓ガラスから侵入する割合の方が多いのです。
現行の新築住宅では樹脂を利用したサッシや複層ガラスを用いているので、冷気が侵入しづらいですが、建築後年数が経過していたり中古住宅の場合は玄関ドアや窓といった開口部からの冷気の侵入を疑いましょう。
戸建て・一軒家の「寒さ」を軽減する6つの対策
では、戸建て住宅・一軒家で寒さを感じてしまった場合に、ここまで述べた寒さの原因が住まいにあった場合に、どうすれば寒さを軽減して暮らせるのでしょうか。
気軽に取れる方法から費用がかかってしまう方法まで、一つずつ解説します。
密着する肌着・厚着を意識する
1つ目は「密着する肌着を着ること、厚着を意識すること」です。
実は寒いと言う人ほど室内で薄着をしているもので、厚着をすることで寒いという感覚はなくなってしまいます。特にヒートテックやタイツなど、肌に密着するタイプのインナーを着用することで、冷気が肌に触れられるのを防げるので、試してみましょう。
暖房・ヒーターを設置する
2つ目は「暖房・ヒーターを設置すること」です。
いくら厚着をしても、熱源が無ければ徐々に寒さが勝ってしまいます。
費用対効果を気にする場合は、エアコンやファンヒーターといった部屋全体を暖めるものよりも、ホットカーペットやコタツといった局所的に強く暖められる暖房器具を使うとよいでしょう。
断熱性のあるカーテンなどを利用する
3つ目は「断熱性のあるカーテンを利用する」ことです。
先述したとおり、熱が逃げて冷気が侵入するルートは窓が主で、窓の断熱対策を行うことだけでも十分に断熱対策になります。
現在使用しているのがレースのカーテンなら厚手のものを、さらに遮熱機能を持つカーテンを設置して、夕方以降の外気温が低くなる時間帯にカーテンを閉めることで寒さを軽減できます。なお、長さを調節することも大切です。寸足らずのカーテンを使用していると冷気が部屋に侵入してしまうので、床につく寸前の適切な長さのカーテンにしてください。
生活時間の多い場所にカーペットを敷く
4つ目は「カーペットを敷く」こと。特に生活する時間の多い、リビングのソファ下、キッチンのシンク前、洗面台前といった場所です。
カーペットがあるだけでも、床と足との間に断熱層を設けられることになるので、寒さへの対策として効果的です。
断熱リフォームで根本的に寒さを解消する
部屋全体の寒さを軽減したいなら「断熱リフォーム」を検討しましょう。
断熱リフォームとは、戸建て住宅が寒くなる原因である、隙間風・断熱材・開口部(サッシやガラス部分)の問題を根本的に解決することを指します。
隙間風の多くは開口部から侵入します。開口部の断熱化も含めて、窓を交換したり、窓の内側にもうひとつ窓を取り付ける二重窓を設置したりします。
断熱材については、天井・床の場合は天井点検口・床下点検口から進入して、断熱材を詰めていきます。壁の場合は一度壁を壊す必要があるので大規模になりますが、対応可能です。
こうした対策を行うことで、外の冷気の室内への侵入を防げるようになるでしょう。
新築への立て替えで根本的に寒さを解消する
断熱リフォームを行うことで、寒さへの不満は大幅に改善されます。しかしそれでも、隙間風を完全に塞げない可能性もありますし、断熱リフォームした箇所以外の場所は寒いままかもしれません。
根本的に寒さを解消するなら「新築への立て替え」もひとつの選択肢です。もしも子育てが終わっていて建物の床面積を減らせるなら、思っていたより費用はかからないかもしれません。
もしも建て替えを希望するなら、寒さへのストレスを軽減できそうな断熱への取組方法を明確に示している業者を選択してください。
まとめ│手軽にできるものから寒さ対策を
戸建住宅・一軒家に越してきたときに「寒い」と感じる5つの理由、さらに寒さへの6つの対策を紹介しました。寒さには必ず原因があります。原因を特定した上で、どうすれば原因を排除できるのか考えましょう。
もしも寒さが収まらない場合は、断熱材が入っていないなど、住まいに根本的な問題がある可能性があります。その場合は、断熱や気密に自信を持っている業者に寒さの原因を相談するとともに、リフォームや立て替えを検討してみましょう。
>茨城にお住まいで「寒さ」で悩んでいる人は、お気軽にお問い合わせください!
茨城県の新築・リフォームは「エヌエス創建」まで
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