【洗面所・脱衣所が寒い…】原因はなに?手軽に取れる対策・根本から解決する対策も紹介!
「洗面所が寒い…」「脱衣所が寒い…」冬になると日本中から、同様の声が聞こえてきます。
洗面所や脱衣所が寒いと、使用するときの不快感に加えて、体に悪影響があることをご存知でしょうか。
本記事では、水回りを使用するときに寒さを感じる人に向けて、寒さを感じてしまう原因、そして手軽に取れる対策と根本的に寒さを解決する方法を紹介します。
洗面所・脱衣所を寒さを感じずに利用できるようになると、日常生活が驚くほど快適になります。簡単なものからでも対策を取って、寒さを撃退しましょう。
目次
洗面所・脱衣所が寒い理由・原因
1)リビングの暖房の熱が伝わらない
2)日当たりが悪く昼間も温まらない
3)換気扇があるので空気の交換回数が多い
4)壁・床の気密・断熱性能が低い
洗面所・脱衣所が寒いと起こる問題
1)急激な温度変化で「ヒートショック」
2)血管の収縮で「冷え性」
3)寒さで「風呂・洗面・トイレに行きづらい」
「手軽に取れる」寒さ対策
1)換気扇を止める
2)床にマットを敷く
3)窓の断熱対策を行う
4)壁・床にヒーターを設置する
「根本的に解決する」寒さ対策
1)窓のリフォームを行う
2)壁・床の断熱リフォームを行う
3)リビングと間取りをつなげる
まとめ│寒さ対策で快適な洗面・脱衣所に
茨城県の新築・リフォームは「エヌエス創建」まで
目次
洗面所・脱衣所が寒い理由・原因
まずは寒さを感じる理由や原因を考えていきましょう。原因を知ってこそ、対策を考えられます。
1)リビングの暖房の熱が伝わらない
1つ目の理由は「リビングの暖房の熱が伝わらない」こと。
洗面所・脱衣所が寒い家でも、リビングではエアコンやストーブを使って寒さ対策を行っていることでしょう。しかし、リビングと水回りが廊下などで途切れていれば、暖気は伝わらず水回りの気温は下がってしまいます。
2)日当たりが悪く昼間も温まらない
2つ目の理由は「日当たりが悪いこと」です。
お風呂・洗面・トイレといった水回りは、日当たりの悪い北側に押し込められがちです。その理由は長い時間を過ごす、リビングやダイニングといった居室を暖かな南側に設置するためです。
日光が当たらなければ、熱源のない水回りは気温が低くなっていくばかりです。何らかの熱源を確保する必要があります。
3)換気扇があるので空気の交換回数が多い
3つ目の理由は「空気の交換回数が多いこと」です。
洗面所・脱衣所はお風呂の湿気が漂ってくるために換気扇を取り付けています。お風呂の換気扇が稼働すれば、洗面所・脱衣所の空気も引っ張られて移動を始めます。
すると、外に追い出した分の空気は、壁や床の隙間を通って外の冷たい空気が侵入することになります。換気扇が働いて湿気を追い出すごとに、新鮮である一方冷たい空気を招いてしまうのです。
4)壁・床の気密・断熱性能が低い
4つ目の理由は「壁・床の気密・断熱性能の低さ」です。
壁や床に入っている断熱材の性能が低かったり、隙間があって気密性能が低かったり。あるいは全く断熱材が入っていないケースも見られます。そういった住宅では、外の冷たい空気が内部に伝わってしまい、水回りの温度を下げていまいます。
洗面所・脱衣所が寒いと起こる問題
様々な理由で洗面所・脱衣所の温度が低くなることが分かりました。では、寒いことでどんな問題が起こるのでしょうか。
1)急激な温度変化で「ヒートショック」
最も身体に悪影響を及ぼすのは「ヒートショック」です。
ヒートショックとは、寒い脱衣室や浴室で縮んだ血管が、熱い風呂に浸かった瞬間血管が広がることで体に負担がかかることを指します。失神や不整脈などの症状が見られるほか、場合によっては死に至る危険性もある症状です。
2011年に行われた調査では、1年間で17,000人もの死者が出たともいわれています。
2)血管の収縮で「冷え性」
多くの人が冬場に悩まされる「冷え性」。
冷え性の原因のひとつは、血管の収縮による血行不良です。冷たい洗面所・脱衣所で生活していれば、手足の末端部分から冷えが始まり、全身の結構に影響を及ぼします。
冷え性になると、末端部分の各種老廃物が流れづらくなるので、体の各所で不調が見られるようになります。
3)寒さで「風呂・洗面・トイレに行きづらい」
体の不調ではありませんが、水回りが寒いと「風呂・洗面・トイレに行くのが億劫に」なります。
暖かいリビングから、冷たい洗面所・脱衣所に行きたいと思う人は少ないでしょう。すると大人も子どもも、お風呂に入ったり歯磨きをするのが嫌になります。最悪、風呂にも入らず歯も磨かずリビングで寝てしまい、体臭や虫歯の原因になることも。
寒さが原因で怠惰な生活に。経験がある人も多いのではないでしょうか。
「手軽に取れる」寒さ対策
様々な不調を引き起こす、水回りの寒さ。どのように対策を取ればよいのでしょうか。まずは手軽に取れるものから紹介します。
1)換気扇を止める
最も手軽に取れる対策は「換気扇を止める」ことです。
たとえば入浴30分前に換気扇を止めれば、浴室や脱衣室にお風呂の暖気が伝わり、暖かくなるでしょう。長期間換気扇を止めれば、浴室の湿気でカビが生える原因にもなってしまいますが、入浴中など短時間であれば大きな問題にはなりません。
時間を区切って換気扇を止める。気軽にできるので、今日から試してみましょう。
2)床にマットを敷く
同じく手軽に取れるのは「床にマットを敷く」ことです。
合間に空気の層がたくさんあり、床の冷たさを足に伝えづらいマットを購入すれば、敷かない場合と比べて暖かく感じられるでしょう。
ただし、換気扇と同様に長期間放置するのは勧められません。湿気の多い環境に布を置き続けることになるので、カビやダニの温床になる可能性があります。定期的な掃除は忘れずに行いましょう。
3)窓の断熱対策を行う
断熱シートやプラダンなどを用いて「断熱対策を行う」のもよいでしょう。
壁や床よりも、外からの冷気を伝えやすいのは窓です。窓の性能が高ければ、体感温度は異なるものになるでしょう。リフォームとまではいかなくても、安価に取れる窓の断熱対策を図ってみましょう。
>関連コラム:DIYで?業者に依頼?│断熱リフォームの方法を一挙紹介!
4)壁・床にヒーターを設置する
一定の費用はかかりますが「壁・床にヒーターを設置する」ことも効果的です。
いかに断熱対策を図っても、熱源がなければ外の熱を遮る意味はありません。壁掛け式や足元に置くタイプのヒーターなら、工事も不要ですぐに設置できるので試してみましょう。
「根本的に解決する」寒さ対策
続いて、費用や時間はかかってしまうものの、根本的に洗面所・脱衣所の冷たさを改善できる方法を紹介します。
1)窓のリフォームを行う
1つ目は「窓のリフォームを行う」ことです。
先述したとおり、窓は熱が出入りする根源です。断熱性能の高い窓にリフォームすれば、冷気の侵入を大幅に防げるでしょう。
旧来の住宅であれば、シングルガラス+アルミサッシを用いている事例が多いですが、ペアガラスまたはトリプルガラス+樹脂サッシに変更すれば、体感できるほど断熱性能の向上が期待できます。
2)壁・床の断熱リフォームを行う
窓の断熱性能を上げたら「壁・床の断熱リフォーム」を行いましょう。
壁・床の中に断熱材が入っていなければ断熱材を入れます。より気密性能の高い発泡ウレタンタイプの断熱材を使用すると、隙間風を感じなくなり気密性能の向上を感じられます。
床の場合は床下点検口から進入できますが、壁の場合は一度壁を取り壊さざるを得ません。予算が許せば、床・壁・浴室とまとめてリフォームするのが効率的です。
>関連コラム:【高気密・高断熱をリフォームで】できる?費用は?
3)リビングと間取りをつなげる
現在の間取りによって限界はありますが「洗面所・脱衣所とリビングの間取りをつなげる」ことも効果的です。たとえば、リビングと水回りの間に廊下があると仮定します。リビングのと廊下の壁を壊して一体化すれば、リビングの暖気が水回りに伝わりやすくなります。
各部屋の温度差を解消できるので、間取りの変更を含めたリフォームが可能なら、部屋の一体化も一緒に検討してみましょう。
まとめ│寒さ対策で快適な洗面・脱衣所に
洗面所・脱衣所で寒さを感じる人に向けて、寒さの原因、および対策を紹介しました。
様々な種類の対策が取れるので、まずは手軽なものから行ってみて、効果が感じられなければ他の対策も取ってみましょう。
寒さを感じるのが水回りに限らず、他の部屋にも及ぶ場合は、根本的に気密・断熱性能が低い可能性があります。この場合はリフォームをできる工務店に相談して、どうすれば家で寒さを感じにくくなるのか、検討してみましょう。
茨城県の新築・リフォームは「エヌエス創建」まで
エヌエス創建は、茨城県石岡市に本社を有する、地元に根ざした工務店です。
新築・リノベーション・各種リフォームから解体工事まで、家づくりに関わる一切をご依頼頂けます。
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