新築にテレビアンテナはいらないのか｜メリットや注意点まとめ

新築住宅が完成すると、いよいよ待ちに待った入居となります。

しかしいざTVを観ようとすると「アンテナはいらないの？」と疑問が生じます。

そこで本記事では「新築でテレビアンテナはいらない？」という問題に関するメリット・デメリットをご紹介します。

テレビアンテナでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

新築のテレビアンテナは必要？

テレビを観るにはアンテナが必要と思われるかもしれませんが、実は必須ではありません。

最近では「テレビ自体をあまり見ない」という方も多いため、テレビアンテナを付けずに済ませるケースが増えています。

しかし将来的に配線工事をすることになった際に困らないよう、テレビ用の配線・配管工事を行っておくと安心です。

新築でテレビを観るための方法

ここでは、新築でテレビを観るための主な方法をご紹介します。

従来まではテレビアンテナが無いと観られない場合もありましたが、インターネットの普及により様々な選択肢が増えています。

各種類の違いを知ることで、ご自宅に合った方法を選びましょう。

①テレビアンテナ

テレビアンテナを設置する方法は、一般的な戸建て住宅で広く採用されています。

屋根にアンテナ本体を設置する方法なので、取付工事が必要になります。

屋外アンテナは通常、屋根の高い場所に設置され、信号の妨害が少なくなるよう計画します。

基本的には、テレビアンテナを設置すれば無料でテレビが視聴できるのがメリットです。

②光回線

インターネットの光回線を利用している場合には、オプションでテレビ利用プランに申し込むことでテレビが観られるようになります。

テレビアンテナは不要で、地デジやBS放送が視聴できます。

テレビアンテナを設置するよりも工事費が安く済み、故障のリスクも少ないのがメリットです。

③ケーブルテレビ（CATV）

ケーブルテレビとは、光ファイバーケーブルや同軸ケーブルを敷設することで通信するサービスのことを指します。

大型アンテナのある受信設備で放送を受信した上で、各住戸にケーブルで配信する仕組みです。

有料のテレビサービスに申し込めば、幅広いチャンネルが視聴可能になります。

また屋根にアンテナを設置する必要がないことで、外観がすっきりします。

④VOD

VODとは「ビデオ・オン・デマンド」の略で、スマホやタブレット等の端末で自由に動画が見られるサービスのことを指します。

NetflixやAmazonプライム・ビデオといったサービスが該当し、定額料金で好きな作品を見放題にできるのがメリットです。

ただし一般のテレビ放送は映らないため、最新のニュース等が観られなくなる点には注意しましょう。

新築にテレビアンテナを付けないメリット

ここでは、新築にテレビアンテナを付けないことのメリットをご紹介します。

「テレビアンテナは本当に必要？」と疑問を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

外観がすっきりする

テレビアンテナを新築に設置しないことで、建物の外観がすっきりとした印象を保てます。

アンテナがないことで、建物の外観がシンプルで美しい状態にできるのがメリットです。

近年の住宅デザインでは、無駄なものを極力取り除き、モダンで洗練された外観を求める傾向があります。

テレビアンテナを取り付けないことで、建物がより現代的で洗練されたデザインになります。

コスト削減になる

テレビアンテナを新築に設置する際には、アンテナ自体や取り付けに必要な機器、ケーブル類などが必要です。

こういったアンテナ設備を購入する必要がなくなると、その分のコストが削減できます。

またテレビアンテナは風雨や気象条件の影響を受けやすく、定期的なメンテナンスが必要となります。

アンテナを設置しないことで、これに伴うメンテナンスコストの節約にも繋がります。

通信不良が起こりにくい

テレビアンテナは、周囲の電波や信号と干渉しやすいという性質があります。

建物に取り付けたアンテナが周囲の構造物や電子機器と干渉することで、通信不良が発生する可能性があります。

しかしアンテナを取り付けないことで干渉が回避でき、通信品質が向上します。

またテレビアンテナがないことで、将来的な通信技術の導入や変更に対応しやすくなります。

建物が柔軟に構築されて通信の進化に適応できるため、将来的な通信インフラの変更に伴う通信不良のリスクが低減します。

台風被害を受けにくい

テレビアンテナは風によって押される面積が広いため、強風や台風の際に風圧を受けやすいのがデメリットです。

しかしアンテナを新築に設置しないことで外部に突き出る部分が少なくなり、風による影響が軽減されます。

台風など強風が吹く際にも、アンテナが破損するリスクが防げます。

建物周辺の安全性が向上し、住民や周囲の環境へのリスクが減少します。

新築にテレビアンテナを付けないデメリット

新築にはテレビアンテナを付けなくても問題ありませんが、いくつかのデメリットも存在します。

事前に確認しておくことで、後悔を防ぎましょう。

別途サービス料金が必要

テレビアンテナを取り付けない場合、代替手段として有料のケーブルテレビや衛星放送、VODストリーミングサービス等に申し込む必要があります。

こういったサービスには別途料金が発生するため、トータルの費用が高くなる場合があります。

各サービスプロバイダーの契約条件や料金体系は異なるため、選択する際には注意が必要です。

契約期間や解約料、料金の変動など、事前にしっかり調べて検討しましょう。

インターネット回線の影響を受ける

テレビアンテナを使用しない場合、主にインターネットを介したストリーミングサービスに頼ることになります。

この場合、インターネット回線の品質や安定性が視聴体験に影響を与える可能性があります。

同時に複数のデバイスがインターネットを利用する場合や、高品質な動画を視聴する際には、帯域幅が制約され、テレビ視聴時の品質が低下する可能性があります。

使用状況や利用環境によっては、インターネット回線の適切なプランや品質向上策を検討することが重要です。

エリアが限定的

ケーブルテレビや光回線を使用する場合、視聴対応エリアが限定されていることが多いです。

お住まいの地域によっては視聴可能なチャンネルが限られる可能性があるため、事前の確認が求められます。

まとめ

新築では、テレビアンテナが必ずしも必要なわけではありません。

最近ではインターネット回線を利用したサービスも登場しているので、ご自宅に合った方法を選ぶのがおすすめです。

本記事でご紹介した方法を参考に、ぜひ最適な環境を整えましょう。

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