床を踏むとへこむ・沈むなど床が抜けそうな症状の原因と対策|応急処置・リフォーム方法と費用など解説
「床を踏むとへこむ原因は?」「床が抜けそうだけど大丈夫?」このようなお悩みが解決できる記事です。
床が抜けそうな症状があると、すぐに修理が必要なのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、数多くのリフォーム実績を持つ茨城の工務店『エヌエス創建』が、以下の項目を解説します。
- 床を踏むとへこむ・沈む原因
- 症状別の対策方法
応急処置や施工事例もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
床を踏むとへこむ・沈むなど床が抜けそうな症状の原因
床を踏むとへこむ・沈む原因は以下の3つです。
- 床材の劣化
- 床下(床の構造材)に問題がある
- 地盤沈下
以下で1つずつ解説します。
床材の劣化
床を踏むとへこむ1つ目の原因は、床材の劣化です。
床材は合板や無垢材、畳など湿気に弱いものが多く、日光の当たりや風通しによって劣化・腐食が起こります。
また、使用されている接着剤の粘着力が弱くなることで床材が浮いてしまい、床がへこむ原因となります。
床下(床の構造材)に問題がある
床を踏むとへこむ2つ目の原因は、「床下にある構造材の劣化」です。
具体的な問題例は、以下のとおりです。
- 湿気や床からの水漏れによる腐食(根太・大引)
- シロアリによる木材の空洞化(床束)
- 雨や湿気による酸化(束石)
キッチンや浴室からの水漏れで腐食が進んでいることがあるので、業者へ依頼するなど早めの対処が必要です。
地盤沈下
床を踏むとへこむ3つ目の原因は、「地盤沈下」です。
地盤沈下によって家自体が傾くため、床がへこむ原因となります。
この場合は、床を補修しても床のへこみは解決されません。
そのため、以下のような症状があるときは、早急な状況確認が必要です。
- 歩くと床が長く沈む
- 目で見て床が沈んでいるのがわかる
- 床にひび割れができている
- 床に穴が開きそうだと感じる
次に床がへこむ原因の調べ方を紹介します。
床が抜けそうな症状の原因を調べる方法
床を踏むとへこむ原因を調べるなら、耐震診断を受けるのがおすすめです。
ご自身で点検口からのぞいて床下をチェックする方法もありますが、原因を突き止めるのは難しいでしょう。
耐震診断では、プロによって基礎部分や構造部分をしっかり検査してもらえるので、正しい原因と対処方法がわかります。
自治体によっては耐震診断費用の一部補助あるいは全額補助を行っていますので、お住まいの地域の制度を確認してみてください。
また、リフォームをお考えの際は、リフォーム前に建物診断を行う施工業者もあります。
当社『エヌエス創建』でも、リフォーム前の建物診断をしていますので、いつでもご相談ください。
床の症状別に対策を紹介|応急処置・リフォーム・DIY
ここからは床の症状別の対策について紹介します。
- 応急処置
- リフォーム
- DIY
上記3つを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
床のへこみ・沈みに気づいたらひとまず応急処置
床のへこみに対する応急処置は、以下の通りです。
- ベニヤ板を乗せる
- 床下に乾燥剤を置く
- 床下用ファンを置く
ベニヤ板を乗せると段差が生じるため、カーペットなどを敷いてつまずき防止をしておくのがおすすめです。
しかし、これらは応急措置であるため、早めに業者へ現地調査を依頼しましょう。
床が抜けそうならリフォームが必要
すでに床が抜けそうならリフォームが必要です。
具体的な原因やリフォーム方法を、以下の表にまとめました。
リフォーム方法 | 修繕方法 | 床が抜けそうな原因 |
---|---|---|
張り替え工法 | 古いフローリングを撤去し、新しいフローリングを貼り直す | 床のきしみがひどい場合 |
上張り工法 (重ね張り工法) |
古い床材の上に新しい床材を貼り付ける | 使用年数が10年未満で床の沈みや劣化が起きていない場合 |
シロアリ対策 | 薬剤を散布したり駆虫薬を使ってシロアリの食害を防止したり駆除したりする | シロアリの食害によって構造部分が空洞化しているときや、シロアリの発生を防止したいときに有効 |
基礎改修工事 | 基礎にひび割れが生じている場合に補修や補強をする | 基礎の問題により床がきしんでいる場合に有効 |
配管修理 | 床下の配管を取り替える | 床下の漏水により床が劣化している場合に有効 |
リフォーム業者へ依頼し、適切な補修を行いましょう。
床がへこむ・沈む原因がわかる&狭い範囲ならDIYできる可能性がある
原因が明確で、狭い範囲であればDIYできますが、プロに依頼するのがおすすめです。
理由は、適切な床材選びや他の床とフラットにする施工が難しいからです。
他にも、専用の工具を使った床の切断や床材を張る順番などの工具・知識も必要です。
安全で確実な補修を行うためにも、プロに依頼するのをおすすめします。
茨城県で床のへこみにお悩みの方は、『エヌエス創建』にご相談ください。
床のリフォーム事例・費用
ここからは実際の当社の床のリフォーム事例と費用について紹介します。
床のリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
上張り工法(重ね張り工法)
こちらは、「廊下の床がフワフワするから直して欲しい」というご依頼により、上張り工法を実施した事例です。
ほかにも玄関框・巾木(壁と床の境目を保護する部材)を修繕し、費用は20〜25万円でした。
上張り工法2つ目の事例は、「床がふわふわするから見てほしい」という依頼です。
老朽化で床材が傷んでいましたが下地材は問題なく、居間・キッチン・天井の上張り工法を行いました。
費用は30万〜50万円でした。
張り替え工法
張り替え工法1つ目の事例は、「床がふわふわするから直して欲しい」という依頼です。
確認すると床下地まで劣化が進んでいましたので、張替え工法を行いました。
床の張替えとキッチンの交換、ドアを2枚制作し、70万〜90万円でした。
張り替え工法2つ目の事例は、「台所の床のぶわぶわを直して欲しい・台所を新しくしたい」という依頼です。
床を張り替えてシステムキッチンを導入し、寒さ・防犯対策として内窓を2か所設置しました。
費用は100万〜120万円でした。
シロアリ駆除を含むフルリノベーション
こちらは、新築にするのか・フルリノベーションをするのか迷われていた事例です。
「旦那様のお爺様が建てた家なので大切にしたい」と言われていましたので、フルリノベーションを施工しました。
既存の建物がシロアリの食害でかなり傷んでいましたが、残せるものは残し、耐震補強工事や断熱・気密工事まで行っています。
費用は1,500〜2,000万円でした。
『エヌエス創建』では、お客様の理想の住まいづくりへ向けて、最適なプランをご提案いたします。
お気軽にお問い合わせください。
床リフォームの注意点
床のリフォームを行う場合の注意点は以下のとおりです。
- 破損状況に応じて追加費用がかかる
- 信頼できる施工業者を選ぶ
- 基本的にDIYは難しい
- 新築して間もない場合は保証の範囲内で直せる可能性がある
- 賃貸物件のリフォームは大家さんに確認する
賃貸で床のへこみがある場合、基本的に物件のオーナーが費用を負担します。
しかし、借主に原因がある時は、借主が費用を負担することもあります。
入居時に床にへこみがあれば写真を撮っておき、証拠として提示できるようにしておきましょう。
リフォーム会社の選び方については、以下の記事に詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
>関連記事:【リフォーム会社の選び方】3ステップで紹介│選び方7つのポイント・茨城県の施工事例も紹介
まとめ
床を踏むとへこむ原因や対策方法、リフォームの施工事例などについて紹介しました。
床のへこみは、床材・構造材などの劣化などが考えられます。
劣化が進むにつれて補修が難しくなりますので、早めに業者へ現地調査を依頼しましょう。
茨城県の新築・リフォームは「エヌエス創建」まで
エヌエス創建は、茨城県石岡市に本社を有する、地元に根ざした工務店です。
新築・リノベーション・各種リフォームから解体工事まで、家づくりに関わる一切をご依頼頂けます。
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