新築のお風呂をおしゃれにする方法｜間取りポイント

 

新築住宅では、内装から設備まですべて新しくできるため気分も良くなります。

最近では「おうち時間」の充実がトレンドで、おしゃれなお風呂でリラックスしたいというニーズも高いです。

そこで本記事では、新築のお風呂をおしゃれに計画する方法についてご紹介します。

デザイン性と機能性を両立させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

新築のお風呂計画手順

ここではまず、新築住宅でのお風呂の計画手順についてご紹介します。

お風呂にも様々な種類があり、間取りやライフスタイルに合わせて選ぶ必要があります。

 

①お風呂の基本タイプ

お風呂は、施工方法の違いから下記2つのタイプに分類されます。

• 在来工法
• システムユニットバス

まず在来工法は、鉄筋コンクリートの基礎の上に、土台・柱・梁・筋交いなどの木材を使って作られる浴室のことを指します。

防水加工が施され、給水・給湯・排水のための配管が設置されます。そして防水処理を施した下地材の上に浴槽が設置されることが一般的です。

手作業で工事を行うため、オリジナリティのある仕上がりになります。

ただし昭和頃に広まっていた工法で、最近ではあまり採用されるケースは少なくなっています。

しかしタイル張りや露天風呂といった特別なデザインにしたい場合には、在来工法で仕上げることが多いです。

 

一方でシステムユニットバスは、一体型の浴室ユニットで、浴槽やシャワー、洗面台、排水設備などが一つのユニットとして組み込まれている浴室のことを指します。

一般的に工場などで組み立てられ、一つの完成されたユニットとして建物に取り付けられます。

組み立てや取り付けが比較的簡単であり、新築やリフォームの際に利用されることがあります。

機能面やデザイン面でも多様な選択肢があり、ニーズや空間に合わせ選べます。

 

②お風呂のサイズ

お風呂の一般的なサイズは、0.75坪～1坪程度のケースが多くなっています。

お風呂のサイズを選ぶ際には、以下の点を考慮することが重要です。

• 利用人数と用途
• 設置可能なスペース
• 家族の身長や体格

お風呂を利用する家族の人数や、入浴する頻度、入浴する際の用途（リラックス、身体を洗う、足を伸ばしてゆっくりするなど）を考えます。

大人数で入浴する場合や、ゆったりとくつろぎたい場合は広めのサイズが適しています。

また、建物の構造に合わせてサイズを選ぶことも重要です。あらかじめスペースを測定し、設置可能な最大サイズを把握しましょう。

家族の身長や体格に合わせて、十分な深さや広さがあるかどうかも考慮します。

特に、身長が高い人がいる場合は、広くて深めのお風呂が適しています。

将来的に介護の可能性がある場合には、介助者が入れるスペースを確保しておくのもおすすめです。

 

③お風呂の機能

お風呂は入浴するだけでなく、リラックスタイムを過ごす場所にもなります。

代表的な機能としては、下記が挙げられます。

• ミストサウナ機能：蒸気を発生させて、サウナのような効果を得られる機能です。体を温めたり、リラックス効果が期待できます。
• ジェットバス/マッサージ機能：水流やエアバブルを使ってマッサージ効果を与える機能です。疲労を回復させたり、血行を促進したりする効果が期待できます。
• 自動給湯機能：お湯を一定の温度に保つために、自動で給湯する機能があります。設定した温度を維持することが可能です。
• 浴室乾燥機：お風呂の湿気を除去して乾燥させる機能です。カビの発生を抑えたり、湿気を気にせず次の入浴ができるようにします。
• 音楽再生機能：Bluetoothやスピーカーを組み込んだお風呂用の音楽再生システムがあります。リラックスしたり、快適な空間を演出するために使われます。
• 防水テレビ/液晶画面：お風呂内でテレビを楽しむための防水機能を備えたテレビや液晶画面があります。

こういった機能は、快適な入浴体験やリラックス効果を求める人々にとって魅力的なものです。ただし、機能が多いほど価格も高くなる傾向があるので、ニーズに合ったものを選びましょう。

 

④お風呂のインテリア

お風呂のインテリアをおしゃれにすれば、毎日の生活がぐんとグレードアップします。

• 照明の工夫
• タイルや壁紙
• アクセサリーを選ぶ

間接照明や柔らかい光を利用することで、リラックスした雰囲気を演出できます。LEDライトやウォールライトを活用すると、おしゃれな雰囲気を作り出せます。

またタイルや壁紙のデザインを工夫することで、お風呂全体の雰囲気を変えられます。自然な素材や柔らかい色合いのものを選ぶと、落ち着いた空間になります。

壁や一面に特別な素材やデザインを取り入れることで、空間全体を引き立てることも可能です。タイルのモザイクなどを検討してみるのがおすすめです。

 

新築のお風呂をおしゃれにするポイント

ここでは、新築のお風呂をおしゃれにするためのポイントをご紹介します。

少しの工夫でデザイナーズハウスのような仕上がりになるので、ぜひ取り入れてみましょう。

 

洗面室とトータルコーディネートする

洗面室とお風呂に一貫したデザインやカラーテーマを使用することで、バスルーム全体が調和して統一感が生まれます。

具体的には、タイルの色や柄、壁紙のデザイン、照明、家具のスタイルなどを統一することで、空間全体に一貫性を持たせることができます。

また、共通のアクセントやデコレーションアイテムを使って両方のスペースをリンクさせることも効果的です。

同じスタイルの鏡や棚、収納ボックス、植物などを両方のスペースに配置することで、統一感を高められます。

 

「浮かせる」マグネット収納が人気

最近では、ソープディスペンサーや椅子といったバスグッズを壁にくっつけて浮かせる収納が人気です。

これはお風呂の壁材に鋼板が使われている場合などに、磁石で容器やフックを壁付けする仕組みとなります。

浮かせることで床面との接地が無くなり、カビやぬめりが発生しにくくなります。

吸盤でくっつけるよりもマグネットの方が隙間が少なくなる分、お手入れの手間も軽減します。

 

ブラック系は水垢が目立つ場合も

黒を基調としたブラックインテリアの人気は、お風呂にも広がっています。

壁面や床材を黒やグレーにすると、シックでモダンな雰囲気になっておすすめです。

しかし安易に黒っぽい色を選んでしまうと、水垢が目立つため気を付けましょう。

ブラック系にするのであれば、こまめなメンテナンスやカビ予防コーティングをしておくと安心です。

 

シンプルな色使いでホテルライクに

まるでホテルのようにラグジュアリーな雰囲気の「ホテルライク」なインテリアも人気です。

白やグレーといったシンプルな色使いにまとめると、高級感を演出できます。

さらにグレード感を高めるのであれば、タオルバーやシャワーヘッドといった小物にこだわるのが効果的です。

上質な素材にすることで、暮らしがワンランクアップします。

 

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まとめ｜新築のお風呂はおしゃれに計画しよう

最近のお風呂はユニットバスが一般的なので、既製品を選ぶ感覚で何となく計画してしまいがちです。

しかし洗面室や家全体のバランスを考慮しながら計画することで、おしゃれな浴室になります。

本記事でご紹介した方法を参考に、ぜひおしゃれなお風呂を実現してみてください。

 

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