新築なのに排水管がむき出し?露出配管の対処法
配管設備は、飲用水や排水の通り道として生活の役に立っている設備です。
一般的には壁内に隠ぺいされていますが、新築住宅が完成してみて初めて「配管設備がむき出しになっている…」と気付くケースもあります。
配管は壁内に隠れているイメージがあるため、配管が見えていると「このままで大丈夫かな?」と不安になってしまうかもしれません。
そこで本記事では、新築で配管がむき出しになっている場合のメリットや、主な対処法についてご紹介していきます。
新築住宅でお困り事があれば、ぜひ参考にしてみてください。
目次
新築で排水管がむき出し|外部露出配管とは
一般的な隠ぺい式の配管では、配管を壁や天井の中に配置して目に見えないように隠します。
これに対して外部露出配管は配管が外部に露出しているため、直接目に触れるという違いがあります。
外部露出配管の場合、修理や保守が比較的簡単という特徴があります。
配管が見えるため問題が発生した場合に迅速に検出しやすく、修理や交換がしやすくなります。
また、配管のレイアウトや配置を視覚的に理解しやすいため、メンテナンスや変更を行う際に便利です。
ただし見た目があまり洗練されていないので、デザイン的には好まれない場合も多いです。
そのため外部露出配管を採用するかどうかは、機能性と外観のバランスを考慮する必要があります。
外部露出配管のメリット
ここでは、外部にむき出しになっている露出配管のメリットについてご紹介します。
「見た目が美しくないから変えたい…」と思われている方も、メリットを知れば納得できるかもしれません。
工事期間が短く費用が安い
通常の隠ぺい式の配管では、壁や天井内部に配管を配置するためのスペースを確保し、工事の早い段階で施工しておく必要があります。
しかし外部露出配管では、配管を壁や天井の内部に隠す必要がありません。
そのため施工が簡略化されて工期も短縮され、労力や資材の使用量も減らせます。
また工事は比較的手間が掛からないため、人件費や材料費も削減されます。
メンテナンスが楽
外部露出配管は目に見えるため、問題が発生した場合でもすぐに目視で確認できるのがメリットです。
配管の状態を容易に確認できることで、劣化や損傷の有無をすばやくチェックできます。
必要に応じて、追加の配管を取り付けることも比較的簡単です。また、配管の変更や修正も行いやすいです。
以上の点から、外部露出配管はメンテナンス作業をより容易にし、問題の早期発見や修理、保守作業をスムーズに行うのに役立ちます。
居室空間を有効に使える
一般的な隠ぺい式の配管では、壁や天井の内部に配管を配置するためのスペースが不可欠です。
そのため「パイプスペース(PS)」と呼ばれる設置場所が必要で、限られた間取りスペースを圧迫してしまいます。
しかし外部露出配管では空間を確保する必要がないため、実質的に居室空間を増やせます。
特に小規模な部屋や建物では、スペースの利用可能性は大きなメリットになります。
また壁や天井に配管が通っていないため、インテリアデザインの選択肢が増える場合もあります。
壁付タイプの照明器具を設置したり、ダクトレールを取り付けたりする工事も気兼ねなく行えます。
排水音が気になりにくい
外部露出配管は建物の外部に配置されるため、内部の居室空間から直接配管が離れています。
このような配置により、排水音が直接居室内に伝わる可能性が低くなります。
特にトイレやお風呂といった水回りでは排水音が気になる場合がありますが、外部露出配管なら気になりにくいでしょう。
一般的な隠ぺい式の配管では壁や天井内部に吸音材を使用することがありますが、その必要もなくなりコストカットに繋がります。
むき出しの排水管の対処法
ここでは、配管がむき出しになった外部露出配管の対処法についてご紹介します。
見た目や機能などを総合的に考慮して、適切な方法を選びましょう。
そのままにする
外部露出配管は、そのままむき出しにしておいても問題ありません。
ただし長期間にわたる外部の影響(太陽光、雨、風、温度変化など)により、配管の劣化や損傷が発生する可能性があります。
特に露出している配管が通路側にある場合、人や動物が配管にぶつかったり、怪我をする危険性があるかもしれません。
そのため定期的な点検やメンテナンスを怠らず、配管が正常に機能しているかどうかを確認することが重要です。
DIYでカバーを設置する
むき出しの外部露出配管に対して、DIYでカバーを設置することは可能です。
配管を保護し、外観を美しく保つために様々な方法でカバーを設置している事例は多く見られます。
具体的にはホームセンター等で配管に合ったサイズのパイプカバーを購入し、取り付ける方法が一般的です。
カバーにはさまざまな素材やカラーのバリエーションがあり、それぞれの外観に適したものを選んで取り付けられます。
ただしDIYでカバーを設置する際には取り付ける方法や固定方法を理解し、正しく設置することが重要です。
間違った取り付けや選択をすると、保護の効果が得られず、逆にトラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
配管の種類や状況によって適したカバーの選択や取り付け方法が異なるため、場合によってはプロの意見やアドバイスを求めましょう。
専門業者に工事を依頼する
外部露出配管を美しくカバーしたい場合には、専門業者に依頼するのが確実な方法です。
適切な施工を行うことで、長期的な保護が期待できます。
迅速で正確な作業によって、カバー工事がスムーズに完了します。
工事の品質保証が付いている場合も多いので、完了後に万が一トラブルが起こった場合でも安心です。
まとめ|新築の排水管は適切にメンテナンスしよう
新築住宅で配管がむき出しになっていると、大丈夫かな?と不安になってしまうかもしれません。
しかし外部露出配管は一つの配管スタイルであり、メリットも多いです。
特にトラブル時の対応やメンテナンスを考えると、素早く修理できる点が強みとなります。
見た目と機能の両方を考慮して、適切な対応を検討してみてはいかがでしょうか?
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