二重窓のデメリット7つ|後悔する理由やメリット、選び方も紹介

二重窓のデメリットや、設置後に後悔しないか気になっている方へ。
二重窓のデメリットを事前に知ることは、設置してからの後悔を防ぐために大切です。
一方で、住宅や窓の状態、改善したい悩みに合った製品を選ぶことで、断熱や防音、結露軽減などの効果が期待できます。
そこで今回は、茨城県石岡市を中心に新築・リフォームを手がけるエヌエス創建が、二重窓の7つのデメリットや、効果を感じられず後悔する理由を解説します。
実際に二重窓を設置した施工事例や、後悔しないための選び方もご紹介するので、ご自宅に二重窓が必要か判断する際の参考にしてください。
目次
二重窓のデメリットを知る前に|構造と他の窓との違い

二重窓は、既存の窓と内窓の2つで構成されるのに対し、ペアガラスは1つのサッシに2枚のガラスを組み込んだ構造です。
見た目は似ていますが、構造や特徴が異なるため、それぞれの違いを理解したうえで検討する必要があります。
【二重窓・内窓・二重サッシとペアガラスの違い】
| 種類 | 構造 | 目的 |
|---|---|---|
| 二重窓(内窓・二重サッシ) | 既存窓の内側にもう1つ窓を設置 | 断熱性や防音性を高めたい、結露を軽減したい |
| ペアガラス | 1つのサッシに2枚のガラスを使用 | 主に断熱や結露を軽減したい |
二重窓は「窓そのものが2つある構造」であるのに対し、ペアガラスは「1つの窓に2枚のガラスが組み込まれた構造」になっています。
2つは見た目が似ていても構造が異なるため、それぞれの違いを理解したうえで検討することが大切です。
二重窓のデメリット7つ

二重窓を設置してから後悔しないためには、事前に注意点を把握しておくことが大切です。
ここでは、二重窓の7つのデメリットを解説します。
窓を開閉する手間が2倍になる
二重窓は、窓を開けるたびに内窓と外窓をそれぞれ開閉する必要があるため、手間が増えます。
特に、洗濯物を干すために毎日出入りするベランダの掃き出し窓や、頻繁に換気する窓では、2回の開閉を負担に感じるケースも少なくありません。
一方で、普段ほとんど開けない窓であれば、開閉回数が増えても日常生活への影響は少なくなります。
室内に圧迫感が出ることがある
リフォームで二重窓を後付けすると、窓まわりに圧迫感が出ることがあります。
二重窓は既存窓の室内側に設置するため、以前よりも窓が室内側に張り出す構造です。
そのため、窓枠の奥行きや部屋の広さによっては、圧迫感を覚えることが少なくありません。
特に、窓まわりのスペースが限られている部屋や小さな窓では、設置前後で見た目の印象が変わる場合があります。
窓台に物を置けなくなることがある
二重窓は既存窓の室内側に設置するため、窓台のスペースが狭くなることがあります。
これまで置いていた植物や小物を移動したり、置き場所を見直したりする必要が生じる場合も少なくありません。
窓台を日常的に使っている場合は、設置後もこれまでと同じように使えるか確認しておくことが大切です。
窓のお手入れ箇所が増える
二重窓を設置すると窓ガラスやサッシが増えるため、掃除の手間が増える点もデメリットの1つです。
外窓と内窓それぞれのガラスやサッシをお手入れする必要があり、一般的な一重窓と比べて掃除に手間がかかります。
また、窓と窓の間にほこりや汚れがたまることもあるため、定期的なお手入れが欠かせません。
窓の形状や選ぶ製品によっては費用が高くなる
二重窓の設置費用は、窓のサイズや形状、選ぶガラスやサッシの種類などによって異なります。
特に、一般的な規格では対応しにくい大きな窓や出窓などは、特注品となり、費用が高くなりがちです。
また、断熱性や防音性の高いガラスを選ぶ場合も、その分費用がかさみます。
予算オーバーにならないためにも、設置したい窓の形状や希望する性能を施工業者に伝え、事前に見積もりを確認しておくことが大切です。
設置後に窓や網戸が開けにくくなることがある
二重窓を設置すると、既存窓のハンドルと干渉したり、網戸が開けにくくなったりする場合があります。
そのため、二重窓を選ぶ際は、設置スペースだけではなく、既存窓のハンドルや網戸との位置関係まで確認が必要です。
デザインや色によっては部屋の印象が変わる
二重窓を設置すると室内側にサッシが1つ増えるため、選ぶ色やデザインによって部屋の印象が変わります。
既存の窓枠や壁、床などの色と合わない場合、内窓だけが目立ち、インテリアの雰囲気を損なうことも少なくありません。
こうした違和感を防ぐためには、二重窓のデザインや色を、既存の窓や周囲のインテリアに合わせて選ぶことがポイントです。
二重窓で「効果を感じられない」「後悔した」と言われる理由

実際に、二重窓を設置した方からは、「効果を感じられない」「後悔した」という声も聞かれます。
ここでは、その主な理由を紹介します。
住宅や窓の断熱性能がすでに高い
断熱性能の高い住宅では、二重窓を設置しても効果を実感しにくい場合もあります。
すでに断熱性能の高い窓を採用している住宅では、二重窓を設置しても室温の変化や断熱性能の改善幅が小さくなりやすいためです。
同じ二重窓を設置しても、室温の変化や快適性は住宅によって異なります。
築年数が経った家の断熱性能を高めたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
>古い家の断熱リフォーム|種類や費用・価格を抑えるポイントを解説
設置場所や窓の選び方が適切でない
二重窓は、どこに設置しても同じような効果が得られるわけではありません。
寒さや暑さ、騒音などの原因を見極めないまま設置すると、本来改善したかった悩みが解消されないためです。
たとえば、リビングの窓に二重窓を設置しても、キッチンの勝手口から冷気が入っていれば、寒さが十分に改善されないことがあります。
二重窓の設置を検討する際は、住宅の状況を確認したうえで、どの窓に設置すべきか適切なアドバイスを受けることが大切です。
デメリットだけではない|二重窓のメリットと実際の施工事例

ここでは、二重窓のメリットとエヌエス創建が手がけた施工事例をご紹介します。
断熱・防音・結露軽減などの効果が期待できる
二重窓のメリットは以下のとおりです。
- 夏の暑さや冬の寒さを軽減できる
- 冷暖房効率の向上が期待できる
- 外から伝わる音を抑えられる
- 窓の結露を軽減できる
環境省によると、住宅では熱の多くが窓から出入りするため、窓の断熱性能を高めることは、冷暖房のエネルギー消費を抑えるうえで効果的とされています。
〈出典〉環境省|家庭部門のCO₂排出実態統計調査「窓について」
このように、二重窓を設置して窓の断熱性能を高めることで、室内の快適性の向上や冷暖房効率の改善が期待できます。
ただし、効果の感じ方は住宅や既存窓の状態によって異なるものです。
「期待した効果が得られない」と後悔しないためにも、住宅の状況に合った製品や設置方法を専門業者に相談することをおすすめします。
家の中が寒くなる原因や、二重窓以外の寒さ対策については、こちらの記事をご覧ください。
>「外より家の中が寒い」対策は?|一軒家を暖かくする方法を解説!
リビング・洗面所・浴室の暑さ・寒さ対策として二重窓を設置した事例
窓は外気の影響を受けやすいため、冬の寒さや夏の暑さが気になる場合は、二重窓の設置が対策の1つになります。
実際にエヌエス創建では、家族が集まるリビングの冬の寒さと夏の暑さに悩んでいたお客様の住宅に、リビング3か所・洗面所・浴室の計5か所に二重窓を設置しました。
また、洗面所では、できる限りの断熱・気密工事も実施しています。
このように、住宅の状況や暑さ・寒さが気になる場所に合わせて二重窓を設置することで、より快適な住環境づくりにつながります。

8畳のキッチンに2か所の二重窓を設置した事例
キッチンの寒さが気になる場合も、二重窓の設置が選択肢の1つです。
エヌエス創建では、8畳のキッチンの床を張り替え、システムキッチンの交換とともに、2か所の窓に二重窓を設置しました。
この事例では、床やキッチンのリフォームも同時に行っているため、暖かさの変化は二重窓だけによる効果ではありません。
そのうえで、お客様からは「今までとは比べ物にならないくらい暖かくなりましたし、薄着で居られるようになりました」というお声をいただいています。

二重窓で後悔しないための選び方

二重窓で後悔しないためには、改善したい悩みを明確にしたうえで、現在の住宅や窓の状態に合った製品・設置場所を選ぶことが大切です。
ここでは、二重窓を選ぶ際に確認したい2つのポイントを解説します。
目的に合ったガラスやサッシを選ぶ
二重窓は、使用するガラスやサッシによって性能が異なるため、設置する目的に合わせて選ぶ必要があります。
主な選択肢は、以下のとおりです。
| 改善したい悩み | 選択肢の例 |
| 冬の寒さを軽減したい | 複層ガラス・Low-E複層ガラスなど |
| 夏の日差しや暑さを抑えたい | 遮熱型Low-E複層ガラスなど |
| 外からの騒音を抑えたい | 防音合わせガラスなど |
| サッシから伝わる熱を抑えたい | 樹脂製フレームなど |
製品によって特徴が異なるため、価格だけで判断せず、改善したい悩みに適した性能があるかを確認することが重要です。
設置する部屋や窓の優先順位を決める
すべての窓への設置が難しい場合は、特に暑さや寒さなどの悩みが大きい場所から優先して検討する方法もあります。
浴室やトイレ、キッチン、寝室、リビングなど、日頃から不快に感じている場所を整理すると、設置する窓の優先順位を決めやすいはずです。
エヌエス創建では、二重窓の設置をはじめ、各部屋の状態や予算に合わせた断熱リフォームを提案しています。
現在の住まいに合う方法がわからない場合は、住宅や既存窓の状態を確認したうえで、適した方法を検討することが後悔を防ぐポイントです。

新築住宅の窓選びで後悔しやすいポイントや対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。
>【新築住宅の窓で後悔しない】失敗しがちなポイント&解決策9選
二重窓に関するよくあるQ&A

ここでは、二重窓に関するよくある疑問に答えます。
二重窓を設置するのにどれくらいかかる?
二重窓の設置にかかる時間は、窓の大きさや形状、設置する箇所数などによって異なります。
一般的な窓であれば、1窓あたり1時間程度で設置できることもあり、比較的手軽なリフォームです。
ただし、窓枠の状態や施工内容によっては、さらに時間がかかる場合があります。
二重窓の設置費用はいくらくらい?
二重窓の設置費用は、窓の大きさやガラスの種類、製品のグレード、施工条件などによって変わるのが一般的です。
たとえば、YKK APでは、商品代・工事費込みの参考価格として、以下の価格を紹介しています。
- 掃き出し窓:約15~22万円
- 腰高窓:約8~13万円
- 小窓:約5~10万円
ただし、実際の費用は住宅の状況や設置する窓の数、製品仕様などによって変わるため、正確な金額は現地調査のうえで見積もりを依頼することが大切です。
二重窓の設置に補助金は使える?
国や自治体の補助金を利用できる場合があります。
ただし、対象工事や申請期間、補助額は制度によって異なるため、最新情報の確認が必要です。
また、制度によって申請方法や受付期間が定められているため、利用を検討している場合は、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
まとめ
二重窓の主なデメリットは、開閉や掃除の手間が増えることや設置費用がかかること、既存窓のハンドルや網戸との位置関係によっては、開閉しにくくなる場合があることなどです。
一方で、住宅や既存窓の状態、改善したい悩みに合った製品を選ぶことで、暑さ・寒さの軽減や防音性の向上、結露の軽減などの効果が期待できます。
今回ご紹介した内容を、二重窓の設置や断熱リフォームを検討する際の参考にしていただけると幸いです。
茨城県の新築・リフォームは「エヌエス創建」まで
エヌエス創建は、茨城県石岡市に本社を有する、地元に根ざした工務店です。
新築・リノベーション・各種リフォームから解体工事まで、家づくりに関わる一切をご依頼いただけます。
どんな工事でも、真心こめて、丁寧に対応させて頂きます。
【施工エリア】
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