外壁と屋根のリフォーム目安|費用節約ポイントも紹介
築年数の経った住宅では、外壁や屋根といった外回りのメンテナンスが必要です。
そこで本記事では主なリフォーム方法や費用の目安について、くわしく解説します。
これからリフォームを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
外回りのリフォームは「まとめる」のがおすすめ!
外壁や屋根など外回りのリフォームは、工事をまとめて行うのがおすすめです。
外回り工事では共通して「足場の設置」が必要なため、別々に工事するとその都度費用が発生します。
しかしまとめて実施することで、足場代を一度で済ませられ、全体のコストを抑えられるのが大きなメリットです。
また、工期の短縮にもつながります。
外壁リフォームの工法|メリット・デメリット比較
ここでは、外壁リフォームの主な工法について解説します。
塗り替え
塗り替えは、既存の外壁の上に塗料を塗る工法です。
建物の下地に問題がなければ、手軽に外観を一新できます。
最も費用が抑えやすく工期も短めで、美観の回復や防水・防汚性の向上が期待できます。
ただし外壁材の劣化が進んでいる場合には対応できないこともあり、定期的なメンテナンスが必要です。
重ね張り(カバー工法)
重ね張り(カバー工法)は、既存の外壁の上から新しい外壁材を張る方法です。
解体を伴わないため廃材が少なく、コストを抑えやすいのが特長です。
ただし建物にかかる重量が増えるため、耐震性への影響を事前に確認する必要があります。
また下地の劣化がひどい場合には適さないこともあるので、事前の現場調査が重要です。
張り替え
張り替えは、既存の外壁材を撤去して新しい外壁材に交換する工法です。
下地の状態を確認・修復できるため、耐久性・性能の向上に最も効果的です。
劣化が進んだ外壁や、外観を一新したい場合に適しています。
ただし撤去や廃材処分の手間がかかる分、費用と工期は高めになります。
外壁材の種類別・リフォームの目安
ここでは、外壁材の種類別にリフォームの目安をご紹介します。
サイディング
サイディングは現在主流の外壁材で、窯業系・金属系などの種類があります。
耐用年数は種類や環境によりますが、一般的には10〜15年で塗装メンテナンスが必要とされます。
とくに表面の色あせやチョーキング現象が見られたら、リフォームのタイミングです。
また継ぎ目のコーキング(シーリング)も劣化しやすいため、合わせて補修が必要です。
モルタル
モルタルは、セメントと砂を混ぜた塗り壁で、職人の手仕事による風合いが魅力です。
ただしひび割れが起こりやすく、10年程度で塗装の塗り替えが必要とされます。
ひび割れやカビ、塗膜のはがれが目立つ場合は、できる限り早めの対応が重要です。
塗装で保護することが、劣化の進行を防ぐポイントです。
屋根リフォームの工法|メリット・デメリット比較
ここでは、屋根リフォームの主な工法について解説します。
塗り替え
塗り替えは既存の屋根材の上から塗料を塗る工法で、最も手軽で費用も抑えやすいのがメリットです。
屋根の防水性や美観を維持する効果があり、10年前後を目安に実施すると安心です。
ただし屋根材や下地の劣化が進んでいる場合には適しておらず、あくまでも表面保護のメンテナンスとなります。
重ね葺き(カバー工法)
重ね葺き(カバー工法)は既存の屋根材の上に新しい軽量な屋根材をかぶせる工法で、解体工事が不要なため費用や工期を抑えやすいのがメリットです。
ただし瓦屋根には適さず、下地の劣化が激しい場合にも不向きです。
そのため、屋根の状態をしっかりと確認してから実施することが大切です。
葺き替え
葺き替えは、既存の屋根材をすべて撤去して新しい屋根材に取り替える方法です。
下地の状態まで確認・補修できるため、屋根全体の耐久性を根本から向上できます。
費用や工期は他の工法に比べて高くなりますが、劣化が進んでいる場合におすすめの工法です。
屋根材の種類別・リフォームの目安
ここでは、屋根材の種類別にリフォームの目安をご紹介します。
瓦
粘土瓦(和瓦など)は耐久性が非常に高く、50年以上もつこともあります。
ただし漆喰や下地(野地板・防水シート)は20〜30年程度で劣化するため、定期的な点検と部分補修が必要です。
ズレや割れ、雨漏りがある場合は早めの対応が求められ、重量があるため耐震性の観点でも見直しが必要なことがあります。
金属
ガルバリウム鋼板などの金属屋根は軽量で耐震性に優れ、15〜25年ほどがメンテナンスの目安です。
塗膜の劣化によるサビや色あせが見られたら、リフォームのサインとなります。
ただし防音性・断熱性にやや劣るため、性能を補う断熱材の併用も検討しましょう。
スレート
スレート(化粧スレート)は現在多く使われている屋根材で、メンテナンスの目安は約10〜15年です。
表面の塗膜が劣化すると防水性が低下し、割れやカビ、苔が発生しやすくなります。
劣化が進んでいる場合は、カバー工法や葺き替えも検討が必要です。
アスファルトシングル
アスファルトシングルは防水性に優れていますが、耐久年数は15〜20年程度です。
軽量で施工性も良い反面、強風や衝撃に弱く、めくれや剥がれが発生することがあります。
色あせや破損が見られたらメンテナンス時期のため、定期点検を行い早めの対応を心がけましょう。
外壁・屋根リフォームの費用を抑える方法
ここでは、外壁や屋根のリフォームの費用を抑える方法について解説します。
複数の方法を組み合わせられる場合もあるため、ぜひ活用してみてください。
早めにメンテナンスする
軽微な劣化なら塗装や部分補修で対応できますが、放置すると下地まで傷み、大規模な工事が必要になります。
そのため劣化が進行する前にメンテナンスを行うことで、結果的に費用を抑えるのがおすすめです。
早めの対応で工期も短く済み、建物の寿命を延ばすことにもつながります。
定期的な点検と、劣化サインを見逃さないことが節約の第一歩です。
補助金を活用する
自治体によっては、外壁や屋根のリフォームに対して補助金や助成制度が設けられている場合があります。
断熱性向上や省エネ改修、防災対策を目的とした工事であれば対象となることも多いため、事前に自治体のホームページなどで最新情報を確認しましょう。
要件や申請時期を押さえておけば、自己負担を大きく軽減できる可能性があります。
複数個所をまとめて足場費用を節約する
外壁や屋根の工事では、足場の設置が必要になることが一般的です。
個別に工事を行うとそのたびに足場費用がかかってしまいますが、外壁と屋根、さらには雨樋やバルコニーなども含めて一度に施工すれば、足場の設置は一回で済みます。
これにより、結果的にトータルコストを大幅に抑えることが可能です。
工事の計画はなるべくまとめることで、賢くメンテナンスを実施しましょう。
まとめ
外壁や屋根のリフォームは、住まいの美観や耐久性を保つために欠かせません。
劣化のサインを見逃さず、早めに対応することで費用を抑えられます。
さらに補助金の活用や、工事をまとめて行うことで足場費用の節約も可能です。
もしリフォーム計画についてお悩みの場合は、ぜひ専門業者に相談してみてください。
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