新築コンセントの種類|計画ポイントを守って後悔を防ぐ

新築コンセントの種類|計画ポイントを守って後悔を防ぐ

新築計画では、間取りと一緒に「コンセント」の計画も進めることが大切です。

竣工後に追加するのは手間が掛かるため、なるべく早い段階で決定しておくようにしましょう。

本記事では新築コンセントの種類やおすすめの配置計画について、詳しく解説します。

新築コンセント計画に迷う…

新築コンセント計画のお悩み

新築住宅では、間取りと同時にコンセント計画を立てることが非常に重要です。

生活動線や家具配置を考慮して使いやすい場所に十分な数を配置することで、後悔を防げます。

とくにキッチンやリビング周り、ワークスペースなどは電化製品が多いため注意が必要です。

USBコンセントや防水タイプ、床埋め込み型など、用途に応じた種類を選びましょう。

コンセント種類の選び方|新築計画に必見!

ここでは、主なコンセントの種類について整理しておきます。

詳しい種類について知っておくことで、新築計画にお役立てください。

①電圧

コンセントの電圧

コンセントは、使用する電化製品に応じて適した電圧を選ぶ必要があります。

基本的に一般家庭での使用においては、低い電圧のコンセントで十分です。

単相100V

一般家庭で最も多く使われるのが単相100Vで、照明器具や家電製品などほとんどの機器がこちらに対応しています。

単相200V

単相200Vは、エアコンやIHクッキングヒーター、エコキュートなどの高出力家電に使われる電圧です。

100Vよりも効率が良く、消費電力が多い機器でも安定して稼働します。

三相200V

三相200Vは主に業務用の機械や工場設備で利用され、一般家庭ではほとんど使われません。

モーターを使う機械に適しており、大型設備が必要な場合に採用されることが多くなります。

②形状・プレート

丸型コンセント

コンセントには四角や丸の形状があるため、設置場所に応じて選び分けましょう。

四角

四角形コンセントは一般的によく使われる形状で、壁にすっきりと収まるデザインが特徴です。

フラットプレートタイプや凹凸が少ないデザインが多く、清掃がしやすく美観を保てます。

また複数口タイプやUSBポート付きなど、さまざまなバリエーションが揃っているため、用途に合わせた選択が可能です。

丸形コンセントは、主に床用コンセントで採用されるタイプです。

丸い形状にすることで、プレートが落下するのを防げます。

ソファやダイニングテーブルなど、周囲に壁面が無い場合には床用コンセントを検討してみましょう。

③特殊タイプ

マルチメディアコンセント

一般的なコンセント以外にも、特殊な用途に応じたタイプがあります。

アース付き

アース付きコンセントには電流を地面に逃がすための「アース端子」が備わっており、安全性を確保するために必要です。

とく水回り(キッチン、洗面所、浴室)や高出力の電化製品(IHクッキングヒーター、エアコンなど)には必須です。

アースがないと感電や火災のリスクが高まるため、必ず対応機器にはアース付きのコンセントを設置しましょう。

USBコンセント

USBコンセントは、直接スマホやタブレットなどの充電ができる便利なタイプです。

充電アダプタが不要になるので、見た目もすっきりします。

コンセントの口をふさがずに使えるため、リビングや寝室、ワークスペース等に設置すると重宝します。

マルチメディアコンセント

マルチメディアコンセントは、LANケーブルやテレビアンテナ線、電話回線などを一体化してまとめたタイプです。

これにより配線がすっきり整理でき、壁面もスタイリッシュに保てます。

リビングや書斎、ホームシアター環境で導入されることが多く、スマートホーム化を考慮した設計にも適しています。

床用コンセント

床用コンセントは、床面に設置するタイプのコンセントです。

部屋の中央付近などでよく採用され、ソファやテーブル周りで電化製品を使う際に便利です。

使わないときはカバーを閉じておけるため、つまづきによる転倒やほこりの侵入を防げます。

色の種類にはバリエーションがあり、床材に合わせた選択が可能です。

トラッキング防止コンセント

トラッキングとは、コンセントにホコリ等が溜まることで起こる発火現象を指します。

しかしトラッキング防止コンセントを用いることで、温度上昇を検知した際にお知らせしてくれます。

そのため、とくに長期間差しっぱなしにする場所で効果的です。

屋外用防水コンセント

屋外用防水コンセントは、雨や湿気から守るために防水カバーやパッキンが付いたタイプです。

庭やベランダ、ガレージなどで使用され、イルミネーションや屋外作業時の電源確保に便利です。

④色

黒いコンセント

最近ではコンセントの色にも多くのバリエーションが登場しており、インテリアに合わせやすくなっています。

白・ベージュ

白・ベージュは一般的によく用いられる色で、どんな内装にも合わせやすいのが特徴です。

シンプルで目立たないため壁紙や家具と調和しやすく、住宅の標準仕様として採用されることが多くなっています。

汚れが目立ちにくいマットな仕上げやツヤ感のあるタイプなど、質感のバリエーションも豊富です。

黒・グレー

黒・グレーはモダンでスタイリッシュな印象を与える色で、インダストリアル系やシックなデザインのインテリアと相性ぴったりです。

アクセントとして使うことで空間を引き締め、高級感を演出できます。

特にホームシアターやバー風の部屋に多く採用され、最近流行しているブラックインテリアと組み合わせるとより洗練された印象になります。

金属

金属タイプのコンセントプレートは、耐久性が高く傷が付きにくい点が特徴です。

デザイン性が高く、カフェ風や工業系インテリアにマッチします。

手垢や指紋が目立ちにくい加工が施されたタイプもあり、見た目の美しさを保ちやすいのもメリットです。

新築コンセントでよくある「後悔」と解決策

コンセントの後悔と解決策

ここでは、新築のコンセント計画でよくある後悔と、その解決策について解説します。

【後悔】コンセントの数が足りなかった

コンセントの数が少なすぎて、延長コードやタップが部屋中にあふれてしまうケースが多く見られます。

とくにリビングやキッチンでは家電が増えがちで、家具の配置を変えるたびに悩む原因になってしまいます。

解決策|2畳に1個以上設置する

一般的には「2畳に1個以上」のコンセント設置を目安にすると、使い勝手が良くなります。

リビングやダイニングなど、家族が集まる場所にはさらに多めに配置するのが理想的です。

また床用コンセントやUSBポート付きのコンセントを併用すると、家具配置の自由度が高まり、見た目もすっきりします。

事前に生活シーンをシミュレーションして、十分な数を計画しましょう。

【後悔】アクセントクロスの色とコンセントが合っていない

おしゃれなアクセントクロスを選んだものの、白やベージュのコンセントが浮いてしまい、インテリアの統一感が損なわれることがあります。

特に黒や濃い色のクロスを採用した場合、デザインが台無しになってしまうケースも少なくありません。

解決策|プレートを変更する

コンセントのプレートは、黒やグレー、金属タイプなど、さまざまな色や質感のものがあります。

クロスの色味やテイストに合わせて選ぶことで空間全体が引き締まり、インテリア性が向上します。

コンセントのプレート部分のみ取り替えられる場合もあるので、設置後に変更したい場合にはぜひ確認してみてください。

【後悔】TVやPC周辺のコンセントの数が多い

テレビやパソコン周りはAV機器や周辺機器が増えるため、通常のコンセント数では不足しがちです。

結果としてタコ足配線になり、見た目が雑然としたりコードが絡まりやすくなったりするのがデメリットです。

解決策|マルチメディアコンセントでまとめる

マルチメディアコンセントはLANやテレビアンテナ端子を一体化して配置できるため、配線をすっきり整理できます。

これによりタコ足配線が減り、見た目も安全性も向上させられます。

【後悔】ホコリによる発火が心配

コンセント差し込み口にたまったホコリが湿気を帯びるとトラッキング現象が発生し、火災の原因となります。

特にプラグが半差しになっていると、放電が起こりやすく危険です。

解決策|トラッキングお知らせコンセントを使う

トラッキングお知らせコンセントは、温度が上昇すると警告してくれるため安全性が向上します。

これにより万が一の火災リスクを軽減でき、安心して使用できます。

既存コンセントをそのまま取り換えられる製品もあり、安全性向上に役立ちます。

まとめ

コンセント計画

コンセントは簡単に位置変更するのは難しいため、間取りの計画段階からしっかりと考慮しておく必要があります。

本記事でご紹介したポイントを参考に、好みに合ったプランを実現してみましょう。

もし新築計画についてお悩みの場合は、ぜひ専門業者に相談してみてください。

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