新築の和室照明をおしゃれに|種類別計画方法
和室は畳の良い香りによるリラックス効果が高く、新築住宅の間取りでも根強く人気のある部屋です。
そこで本記事では、和室の照明をおしゃれにするためのポイントをご紹介します。
照明に少しこだわるだけでぐんとおしゃれな空間になるので、ぜひ取り入れてみてください。
目次
和室照明の計画ポイント
ここでは、和室の照明計画の主なポイントをご紹介します。
デザイン性と利便性を両立させることで、快適な和室環境を整えましょう。
用途に合わせた明るさにする
和室の用途によって、最適な明るさを設定することが重要です。
例えば客間や茶室として使用する場合は、落ち着いた雰囲気を演出するために間接照明や暖色系の光を活用すると効果的です。
一方で作業や勉強部屋として使用する際には、明るさ調節が可能な調光式の照明を選ぶことで快適な明るさを確保できます。
そして内装材の反射率によっても明るさ感は変わるので、特に暗めの内装材を使用される場合には明るめの計画にするのがおすすめです。
このように、具体的な状況を想定した上で計画を行いましょう。
スマホ連動・スマートホーム機能が便利
和室照明にスマートホーム機能を取り入れることで、利便性と快適性が向上します。
スマホ連動型の照明を採用すれば、部屋にいなくてもリモートでオンオフや調光を操作可能です。
またタイマー設定や音声コントロール機能を使えば、スイッチを押す手間を削減できます。
特に高齢の方や小さなお子さまがいるご家庭では、手動スイッチに頼らず簡単に操作できる点が魅力です。
ライフスタイルの変化を想定しておく
和室は、ライフスタイルや家族構成の変化に応じて多目的に使用されることが多い空間です。
そのため、柔軟に対応できる照明計画が求められます。
例えばシーリングライトに加えてフロアランプやテーブルランプを活用すると、用途に応じた明るさとデザインの調整が可能です。
また調光・調色機能付きの照明を選ぶことで、昼間は作業に適した明るい光、夜はリラックスできる暖色系の光へと切り替えられるため、長く快適に利用できます。
このように将来のリフォームや模様替えにも対応できるよう、汎用性のある照明器具を選ぶようにしましょう。
和室のおしゃれな照明計画方法|種類別に紹介
ここでは、和室のおしゃれな照明計画方法についてご紹介します。
主な照明器具の種類別にまとめているので、ご自宅に合ったタイプを選んでみてください。
もし迷ってしまう場合には、工務店や照明メーカーに問い合わせてみるのがおすすめです。
和室照明①シーリングライト
シーリングライトは天井に直接取り付ける大型の照明器具で、和室を均一に明るく照らせるのが特徴です。
広範囲に光を届けられるため、作業や読書などに適した明るい空間を作れます。
最近では調光・調色機能付きのモデルも多く、和室特有の落ち着いた雰囲気から実用的な明るさまで幅広く対応可能です。
明るさの目安
一般的なシーリングライトは、「○畳用」といった畳数の目安が表記されていることが多いです。
基本的には部屋の畳数に合った明るさで十分ですが、高齢の方が使用される場合には明るめにした方が過ごしやすくなります。
メリット
シーリングライトは一つの照明器具で十分な明るさを確保できるため、他の器具を追加する手間が省けます。
また天井に直接設置するため、省スペースで部屋がすっきりと見えるのもポイントです。
さらに最新のLEDタイプは省エネ性が高く、電気代の節約やランニングコストの軽減にもつながります。
調光・調色機能付きであれば、昼夜や用途に応じて柔軟に光の調整ができます。
デメリット・注意点
シーリングライトのデメリットとしては、設置位置によって影ができやすい点が挙げられます。
さらにデザインによっては和室特有の和風の美しさを損なう可能性もあるため、照明の形状や色味には注意が必要です。
選ぶ際は、和室のインテリアや天井の高さに合わせた製品を選びましょう。
和室照明②ダウンライト
ダウンライトは天井に埋め込むタイプの照明器具で、シンプルかつすっきりとしたデザインが特徴です。
複数配置することで、部屋全体を均一に照らしたり特定の場所を強調したりするなど、柔軟な光の演出ができます。
ただし設置には天井への穴開け加工が必要なため、初期コストや施工の手間がかかる点には注意が必要です。
明るさの目安
ダウンライトの明るさは、一般的に「1畳:白熱球60W相当、2畳:白熱球100W相当」が目安です。
具体的には、8畳の和室だと「100W×4灯」が目安となります。
このように、複数のダウンライトを均等に配置するのが基本です。
さらに特定の場所を照らしたい場合には、ピンポイントで配灯することもあります。
メリット
ダウンライトの最大のメリットは、和室の天井面をすっきり見せられる点です。
照明器具が突出しないため、伝統的な和の美しさを損なわずに現代的で洗練された空間を演出できます。
LEDタイプを選べば省エネ性が高く寿命も長いため、メンテナンス頻度を抑えられる点も魅力です。
デメリット・注意点
ダウンライトは天井に埋め込むため、リフォームや新築時に計画しないと後付けが難しい場合があります。
また光が直接下方向に集中するため、照らす範囲が限定されることもデメリットです。
そのため全体を均一に明るくしたい場合は、十分な数を設置する必要があります。
設置位置が不適切だと影ができやすくなるため、天井の高さや部屋のレイアウトに合わせて計画しましょう。
和室照明③ペンダントライト
ペンダントライトは、天井からコードやチェーンで吊るすデザインの照明器具です。
和紙や木材を使用したシェードを選ぶことで、和の雰囲気を強調しつつ柔らかい光を演出できます。
デザイン性が高く、和室のアクセントとしても機能します。
ただし天井が低い和室では圧迫感を与えやすいため、高さの調整が必要です。
明るさの目安
大型のペンダントライトの明るさは、シーリングライトと同様に「○畳用」といった畳数の目安が表記されていることが多いです。
ただしペンダントライトは光が下方向に集中するため、全体を均一に照らすには補助的な間接照明やフロアランプを併用することを検討するのがおすすめです。
メリット
ペンダントライトはデザイン性が高く、和室のインテリアの一部として空間を彩れます。
特に和紙や木製のシェードを選べば、柔らかい光が和室特有の温かみを引き立てます。
また引掛シーリングタイプであれば取り付けが比較的簡単で、模様替えやリフォームの際にも取り外しや交換がしやすい点もメリットです。
さらにコードの長さを調整することで、天井高や家具の配置に合わせた設置が可能になります。
デメリット・注意点
ペンダントライトのデメリットは、天井が低い和室では圧迫感を与える可能性がある点です。
適切な高さに調整しないと空間が狭く感じられたり、歩行の妨げになることがあります。
さらに和室特有の伝統的なデザインに合わないスタイルを選ぶと全体の雰囲気を壊してしまう可能性があるため、慎重に選ぶようにしましょう。
和室照明④間接照明
間接照明は、光を壁や天井に反射させて柔らかく広がる光で照らす照明方法です。
光源が直接見えないため、落ち着いた雰囲気を作り出すのに適しています。
和室特有の静かな空間に調和しやすく、過度に明るくなりすぎないため、リラックスしたい場面にぴったりです。
明るさの目安
間接照明の明るさは「1畳:800lm(ルーメン)」です。
ルーメンとは光の単位で、照明器具のカタログ等に記載されています。
メリット
間接照明の最大のメリットは、光が柔らかく目に優しい点です。
また間接照明は空間に奥行きを与え、部屋全体を均等に照らすためデザイン性も高いです。
リラックス効果もあり、和室だけでなく寝室等にも適しています。
デメリット・注意点
間接照明のデメリットは、光が柔らかすぎて明るさが不足することがある点です。
特に作業や読書などには向いていない場合が多く、明るさを補うために他の照明との併用が必要になることがあります。
また間接照明は壁や天井に造作が求められることから、施工費が比較的高額な点にも注意が必要です。
導入される場合には、間取りの計画段階から早めに相談しておきましょう。
和室照明⑤スタンド・フロアライト
スタンドライトやフロアライトは床に置いて使用する照明器具で、和室のインテリアにアクセントを加える役割も果たします。
照明の位置や光の角度を自由に調整できるため、空間に柔軟に対応できるのがメリットです。
和室では和紙や木製のシェードを使用したものを選ぶことで、落ち着いた雰囲気を作り出すのがおすすめです。
明るさの目安
スタンドライトやフロアライトは、全体の明るさを調整するための補助的な照明として使うことが多いです。
作業用に手元を照らす目的であれば、白熱球100W相当の明るさが目安となります。
メリット
スタンドライトやフロアライトのメリットは、設置が簡単で移動がしやすく部屋のレイアウトに合わせて自由に配置できる点です。
和室では和紙や木材のシェードを使用したライトを選ぶことで、伝統的な美しさを損なうことなく温かみのある光を実現できます。
デメリット・注意点
スタンドライトやフロアライトは足元に置くため、他の家具や動線に影響を与えるリスクがあります。
特に狭い和室や家具が多い部屋では、位置を考慮して設置するようにしましょう。
コードの長さやデザインによっては和室のインテリアにうまく馴染まないこともあるため、選定には工夫が求められます。
まとめ
和室はどこかほっとする雰囲気が魅力で、照明計画も部屋の印象に大きな影響を与えます。
照明器具の種類によっては新築計画の段階から配線に配慮しておく必要が生じるため、ぜひ早めに検討してみてください。
もし新築計画についてお悩みの場合は、ぜひ専門業者に相談してみてください。
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