新築クレームはどこまで対応してもらえる?|トラブル防止の注意点
新築住宅が完成するといよいよ引き渡しですが、実際に状態を見ると思い通りに仕上がっていないことがあります。
しかし「クレームと思われたら面倒…」「どうやって伝えればいいのか分からない」と悩まれる声は多いです。
そこで本記事では、新築住宅でのよくあるトラブルやクレームの伝え方についてご紹介します。
これから新築住宅を計画されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
新築の仕上がりに納得いかない…
住宅の設計や施工には多くの要素が関わっているため、想定と実際の仕上がりが異なる場合があります。
例えばサンプルで選んだ素材や色がイメージと違ったり、細部の仕上がりや塗装、床材の継ぎ目などの仕上がりが不十分だったりするケースが挙げられます。
このような問題を避けるためには、現場確認をこまめに行うことで修正が可能になる場合も多いです。
しかしすでに完成してしまっているのであれば、適切に要望を伝えて対応してもらう必要があります。
新築でよくあるトラブル
ここでは、新築でよくあるトラブルについてご紹介します。
事前に知っておくことで、後悔の無い新築計画に活かしてみてください。
工期に間に合わなかった
新築工事では、工期に間に合わないトラブルが発生しがちです。
主に天候の影響や資材の遅延、施工業者の人員不足などが原因で起こることが多いです。
特に梅雨や台風の時期には外壁工事や屋根工事が遅れやすく、予定通りに進まないことがあります。
また追加工事や設計変更があった場合、調整に時間が掛かって工期が延びるケースも見られます。
このような遅延は引っ越しのスケジュールに影響を与えるため、進捗状況を定期的に確認することが大切です。
工事の仕上げが雑
工事の仕上げが雑な場合、細部の施工ミスや不注意による仕上がりの悪さが問題になります。
例えば壁紙の剥がれや継ぎ目の不揃い、塗装のムラ、床材の歪みなどが挙げられます。
こういったトラブルは、主に現場管理の不十分さが原因であることが多いです。
最近では建設業界での人手不足が課題となっており、業者が工期に追われる状況では丁寧な施工ができないことがあります。
そのため新築計画では、余裕を持ったスケジュールを組む等の対応が求められます。
図面と仕上がりに相違がある
新築のトラブルでは、図面と仕上がりに相違があるケースもあります。
例えば窓の配置が図面と違っていたり、天井の高さが思っていたより低いといった問題が挙げられます。
これは、設計段階での打ち合わせ不足や施工中の変更が原因となることが多いです。
お施主様に確認が済んでいないまま工事が進んでしまうことで、完成後に「図面と違う」といったトラブルが発生してしまいます。
そのためできれば施工途中での確認を怠らず、必要があれば図面の再確認や修正依頼を行うようにしましょう。
「クレーム」と思われないための注意点
ここでは、新築に関する申し入れが「クレーム」と思われないようにするための注意点をご紹介します。
適切に要望を伝えることで、その後も良好な関係性を築きましょう。
アフターサービスで対応できるか確認する
工事後に問題が発生した際、アフターサービスで対応できる範囲かを確認することが重要です。
一般的な住宅メーカーでは、期間内に施工不良が発覚した場合には保証や補修が受けられる仕組みが整えられています。
これにより、納得のいく仕上がりに修正してもらえるため安心です。
ただし無償対応には範囲や条件があるため、まずは施工業者や建築会社に確認することが大切です。
これにより問題をクレームではなく保証の一環として対応してもらえるかが判断され、スムーズな解決につながります。
写真に残しておく
気になる箇所は写真に残しておくと、後から問題を指摘する際に非常に有効です。
写真は客観的な証拠として利用でき、言葉での説明よりも相手に具体的に伝わりやすくなります。
また写真を提供することで客観的に問題点を伝えられるため、クレームのように感情的にならずに対応を進められるのもメリットです。
問題点を正確に記録することで、後々の対応に役立てましょう。
事前に指摘箇所をまとめておく
指摘したい箇所が複数ある場合は、事前にまとめて整理しておくとスムーズです。
前もってリストアップすることで全体を的確に把握でき、施工業者も対応を計画しやすくなります。
またあらかじめ整理しておけば落ち着いて対応を依頼でき、単なるクレームと捉えられるリスクが減ります。
誠実な意思表示として業者側に示すことで、スムーズな対応につなげましょう。
申し入れは早めに行う
問題が発覚した場合は、できるだけ早く申し入れを行うことが重要です。
早めに対応を依頼することで迅速に対応してもらえるだけでなく、問題が拡大する前に解決できる可能性が高くなります。
また早期の申し入れは誠実な意図での指摘と見なされやすく、クレームと捉えられるリスクも低減します。
逆に時間が経つほど指摘が難しくなるため、問題を確認したらすぐに対応を依頼することを心がけましょう。
あまりにも細かい指摘には注意
あまりにも細かい指摘を多く行うと、業者側に「クレーム」として受け取られやすくなってしまいます。
たとえば建材の製造過程でできる塗装の細微なムラなど、居住に支障のないレベルの問題が挙げられます。
こういった事柄を過度に指摘すると、業者への印象が悪くなって誠実な対応を得られないことも多いです。
そのため問題の優先度を見極め、本当に必要な部分だけを指摘することが大切です。
これにより、信頼関係を保ちながら問題解決を進めやすくなります。
ホームインスペクターに同行してもらう
ホームインスペクターとは「住宅診断士」のことで、住宅の状態や欠陥について専門的な立場から指摘してくれるのが特徴です。
主に住宅の新築やリフォーム時に、アドバイスを得る目的で利用されます。
ホームインスペクターに同行してもらうことで、専門的な視点から問題点を指摘してもらえるのがメリットです。
これにより個人的な「クレーム」としてではなく、客観的な評価として問題点を伝えられます。
業者側もプロの意見として受け止めやすく、適切な対応が期待できます。
ただしホームインスペクターに依頼するには費用が必要なので、コストとメリットのバランスを考慮して検討しましょう。
まとめ
新築住宅が完成しても、思い通りの仕上がりになっていない可能性は十分あります。
その際にはクレームではなく、適切な要望として指摘することが重要です。
また優良業者を選ぶことで、余計なトラブルを防ぐことも大切です。
もし新築計画についてお悩みの場合は、ぜひ専門業者に相談してみてください。
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