新築引き渡しの「お礼」マナー|大工さんへの感謝を伝えよう
新築住宅の建設では、住宅会社や工事業者など多くの担当者が関わっています。
そしていよいよ完成となると、「どうやってお礼を伝えればいいの?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、新築引き渡しの際のマナーやお礼の伝え方について詳しくご紹介していきます。
これから新築計画を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
新築引き渡しのマナーを知ろう
引き渡しは住まいの契約の最終段階であり、信頼関係を築いた業者や建築家との良好な関係を維持するためにも重要です。
また、建築に関わった職人や関係者への感謝の気持ちを表す場でもあります。
建築業者や設計者、工事関係者に対して、労力をかけて家を完成させてくれたことに感謝の言葉を伝えることは基本的なマナーです。
小さな挨拶でも、感謝の気持ちは相手に伝わります。
適切なマナーを守ることで、新居での気持ちの良いスタートを切りましょう。
新築引き渡しの流れ
ここではまず、新築引き渡し時の基本的な流れをご紹介します。
実際の引き渡し時とは相違が生じることもありますが、一般的な項目を理解しておきましょう。
不備のチェック
「不備のチェック」では、建築工事が設計図や契約内容に基づいて家が正確に完成しているか、細かい点まで確認します。
壁や床の傷、設備の不具合、窓やドアの開閉具合、水回りの排水確認などが主なチェック項目です。
不具合や問題点が見つかった場合は、その場で指摘して修正を依頼します。
住まいの品質や満足度に直結するため、冷静に時間をかけて行うようにしましょう。
各設備の説明
新築引き渡し時には、住まいの各設備についての説明が行われます。
キッチン、バスルーム、トイレなどの水回り設備の使い方や、エアコン、給湯器、床暖房といった電気設備の操作方法を詳しく説明してもらいます。
さらに設備のメンテナンス方法や注意点、フィルターの清掃頻度、修理が必要な場合の連絡先なども案内されることが一般的です。
最初の説明をしっかり受けておくことで、快適な生活をスタートしましょう。
重要書類の受け渡し
重要書類には、設計図や建築確認申請書、住宅性能評価書、各種保証書、アフターサービスの連絡先などが含まれます。
特に保証書は家や設備に何か不具合が生じた際の修理や交換に必要なため、しっかり保管しておくことが重要です。
また住宅ローンを利用している場合は、金融機関関連の書類や登記に関する書類も受け取ります。
こういった書類は、住まいの管理や将来的な売却時にも必要となるため、受け取った際には内容をよく確認し、適切に保管することが大切です。
工務店や施工会社の担当者と共に一つ一つ確認しておくと、安心して新しい住まいの管理が行えます。
鍵の受け取り
新築引き渡し時には、住まいの玄関や各部屋、倉庫、車庫など、すべての鍵を受け取ります。
最近では物理的な鍵だけでなく、デジタルキーやスマートロックなどのシステムが導入されているケースも増えているので、操作方法やトラブル時の対処法についてしっかり聞いておきましょう。
場合によってはすぐに鍵の交換や追加キーの作成を依頼することも考えられるため、対応について確認しておくと安心です。
新築引き渡しの「お礼」に関する疑問
ここでは、新築引き渡し時のお礼についてよくある疑問をまとめています。
基本的なマナーを押さえておくことで、良好な関係を保ちましょう。
お礼は必要かどうか
新築引き渡しに際してのお礼は、必須ではありません。
しかし感謝の気持ちを表すために、多くのお施主様が実施しています。
契約や法律上、感謝の品を渡す義務はありませんが、業者や職人への配慮としてお礼をすることで良好な関係が維持しやすくなることが多いです。
住宅では今後のメンテナンスやアフターフォローが重要なため、気持ちよく対応してもらえる環境を作る意味でも、お礼をしておいた方が安心できます。
ただし高価なものや過剰な贈り物ではなく、手軽な品や心のこもったお礼の手紙でも感謝の気持ちは伝わります。
お礼を渡すタイミング
お礼を渡すタイミングは、新築引き渡し時が一般的です。
この時点で工事が完了し、住まいの施主として所有権が移るため、感謝の気持ちを形にするには良い機会となります。
また引き渡しの際には各担当者が集まることが多いので、一度にお礼を渡せて効率的です。
誰にお礼を渡すか
新築引き渡しのお礼は、主に関わった工務店や施工業者、設計担当者、工事現場の監督者など、プロジェクト全体を取り仕切っていた責任者に渡すことが一般的です。
また実際に施工を行った職人の方に対しても感謝の意を表す場合がありますが、直接渡すことが難しい場合には、担当者を通じてまとめてお礼を渡すこともあります。
後日お世話になることが予想されるメンテナンス担当者にも感謝の気持ちを伝えると、良好な関係を築きやすくなります。
お礼の品物の選び方
ここでは、実際にお渡しするお礼の品の選び方についてご紹介します。
値段・予算
新築引き渡し時のお礼の品物の値段は、あまり高価すぎず、相手に負担をかけない範囲で選ぶことが基本です。
一般的な目安として、予算は3,000~5,000円程度にしておきましょう。
高すぎると相手が余計な気を遣ってしまう場合もあるため、感謝の気持ちを示す品物として、手軽に受け取ってもらえる金額にすることがポイントです。
おすすめ品
新築引き渡し時のお礼としておすすめの品物は、日常的に使いやすく、感謝の気持ちが伝わるものです。
例えば、上質なお菓子やお茶、コーヒーセットなど、気軽に楽しめる食品類が人気です。
またタオルセットや洗剤といった消耗品も、一般的な選択肢となります。
基本的には、長く残るものよりも使ってなくなるものが好まれる傾向があります。
個別に名前を知らない関係者に渡す場合は、複数人で分けられるような詰め合わせも実用的です。
相手の負担にならない範囲で、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
熨斗(のし)の有無
熨斗(のし)を付けるかどうかは地域の慣習や状況によって異なりますが、一般的には付けるのが礼儀とされています。
熨斗をつけることで、品物を正式なお礼として渡す意識が相手に伝わります。
ただし気軽な場面や、カジュアルなやり取りの場合は熨斗を省略しても問題はありません。
まとめ
新築の引き渡し時は忙しいものですが、お礼もきちんと済ませておけば気分良く引越しができます。
本記事でご紹介したポイントやマナーを参考に、ぜひ納得のいく新築計画を立ててみてはいかがでしょうか?
もし新築計画についてお悩みの場合は、ぜひ専門業者に相談してみてください。
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