新築引き渡し後にやることとは?リストや注意点
新築が完成した後には、いよいよ引き渡しとなります。
しかし手続き関連等のやる事が多く「何から始めたらいいのか分からない…」と困ってしまうケースも多いです。
そこで本記事では、新築引き渡し後にやることについてご紹介します。
これから新築住宅を計画されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
新築引き渡し後にやることまとめ
ここでは、新築引き渡し後にやることについてまとめてご紹介します。
主な項目別に整理しているので、着手できるところから順番に進めていきましょう。
①手続き関連
まずは、手続き関連の項目をご紹介します。
役所に出向く必要がある手続きも多いため、なるべく早めに進めておくのがポイントです。
転出・転入手続き
違う市区町村に引越する場合、転入・転出手続きが必要です。
まずは市区町村の役所で「転出届」を提出し、「転出証明書」を受け取ります。
そして、新しい住所地で転入手続きを行いましょう。
その際、「転入届」と「転出証明書」を合わせて提出する必要があります。
転入手続きは引っ越しから14日以内に行うことが求められるため、余裕を持ったスケジュールを組むのがおすすめです。
国民健康保険の手続き
国民健康保険とは公的な健康保険制度のひとつで、主に自営業者や年金受給者などが対象となっています。
新居への引っ越しに伴い、国民健康保険の住所も変更する必要があります。
まず、違う市町村に引っ越す場合には「資格喪失・加入」の手続きを行います。
一方で同じ市区町村内での引越しの場合には、新しい市町村の役所で住所変更手続きを行うだけで完了です。
どちらも引越日から14日以内に手続きする必要があるため、注意しましょう。
住宅ローン控除の申請
住宅ローン控除とは、新築住宅購入時のローン残高に応じて税金が控除される制度です。
具体的には、ローン残高の0.7%に当たる税金が13年間控除されます。
ただし控除を受けるには、自分で税務署に確定申告の手続きを行う必要があります。
最初の手続きは面倒ですが、一度申告を行えば翌年から年末調整で簡易化できるため比較的楽です。
詳しくは、国税庁サイトをご確認ください。
不動産取得税・固定資産税の支払い
新居を購入したら、不動産取得税が必要です。
これは取得時に一度だけ掛かる税金で、申告後数ヶ月すると納付書が送付されます。
ただし軽減措置を活用すれば節税できるため、各都道府県税事務所のサイトを確認してみましょう。
【参考】:東京都主税局
一方で固定資産税は、土地と建物に対して毎年掛かる税金です。
例年4~6月頃に自治体から納付書が自動的に届くため、支払い手続きを行いましょう。
クレジットカード払い等を活用すれば、ポイントが貯められてお得です。
【参考】総務省 固定資産税
電気・水道・ガスの手続き
新居に引っ越す際には、電気・水道・ガスの手続きが必要です。
各契約会社に連絡して、停止・開通手続きを行いましょう。
新しい住所と引っ越し日を知らせると、必要な手続きを案内してもらえます。
ほとんどの手続きはオンライン上で行えることが多いですが、ガスの開通では立ち合いが必要になるため注意しましょう。
タイミングが良くないと無駄な費用が発生してしまうため、早めに連絡をしておくのがおすすめです。
各種住所変更
新居に引っ越す際には、さまざまな住所変更手続きが必要です。
具体的には、主に下記のような項目が挙げられます。
- 運転免許証
- 銀行やクレジットカード
- 郵便物の転送手続き
- 携帯電話やインターネット契約
- その他のサービスやサブスクリプション
こういった住所変更は後回しにされやすいですが、後々のトラブルを防ぐためにも早めに済ませておきましょう。
引っ越し前後に順次行うことで、新しい生活をスムーズに始められます。
②新居の準備関連
ここでは、新居の準備関連でやることについて整理しておきます。
近隣への挨拶
新居に引っ越す際には、近隣への挨拶を行うのが一般的です。
できれば、引っ越しが完了した後の数日以内に行うと印象が良くなります。
自己紹介と新居に引っ越してきたことを伝え、小さなギフト(例えば、お菓子や日用品など)を持参することが多いです。
ただし、あまり高価なものや贅沢なものは避けましょう。
新居の掃除
引っ越しの前に、入居前に部屋の掃除を行いましょう。
基本的には施工業者が掃除した状態で引き渡してもらえますが、もし大きな不備があれば、管理会社や売主に連絡して対応を依頼します。
コンセントや収納の中といった細かい部分も確認して、ホコリやマスキングテープ等が残っていないかチェックしましょう。
家具・家電の購入
まずは、新居に必要な家具や家電をリストアップします。
例えば、ベッド・ソファ・テーブル・冷蔵庫・洗濯機といったアイテムが必要です。
そして購入する家具や家電の予算を設定し、それに基づいて購入する製品を決めます。
新居の間取りやスペースに合わせて家具や家電のサイズを確認し、配置を考えることも重要です。
特に大きな家具や家電は、搬入経路や設置場所を確認しておきましょう。
家具や家電はオンラインショップでも購入できますが、実際に店舗で確認してから購入した方が良い場合もあります。
実物を見て触れることで、品質やサイズを確認しやすくなります。
新居引き渡し後の注意点
ここでは、新居引き渡し後の注意点についてご紹介します。
引越し前後と重なることもありバタバタ忙しくなりがちですが、注意点を守ってトラブルを防ぎましょう。
建物を写真に撮っておく
新居の引き渡しに際して、建物の現状を詳細に記録するために引き渡し時の状態を写真で残しておくのがおすすめです。
これにより、将来のトラブルや修理の際に役立ちます。
特に傷や汚れ、損傷の状態を記録しておくことが重要です。
またきれいな状態の建物を記録しておくことで、後々の修理やメンテナンスの計画を立てる際にも以前の状態と比較しやすくなって便利です。
写真を撮る際には、全体像と詳細部分の写真をそれぞれ残しておくようにしましょう。
また撮影日や引き渡し日を記録しておくと、時系列での記録が明確になります。
アフターサービス保証を確認する
新居の建物や設備は、引き渡し後に不具合や問題が発生することがあります。
しかしアフターサービス保証があれば、無料や割引価格で修理や対応を受けられます。
通常は保証期間が設定されているため、有効期限や範囲を確認しておくことで、万が一の際に適切な対応が受けられるようにしましょう。
まとめ
新築の引き渡しは引っ越し等でやることが多く、余裕が無くなってしまうことも多いです。
そのため本記事でご紹介した「やることリスト」を参考に、一つずつ完了させていきましょう。
もし新築計画についてお悩みの場合は、ぜひ専門業者に相談してみてください。
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