新築コンセント配置図の計画ポイント|種類・部屋別に紹介
新築注文住宅では、コンセントの計画も行う必要があります。
しかし「コンセントはどこに配置したらいいの?」「どんな種類がある?」等、よく分からない点も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、新築コンセントの計画をする際のポイントやおすすめの方法をご紹介します。
これから新築住宅を計画されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
新築コンセントの基本
ここではまず、新築コンセント計画の基本を整理しておきます。
数や位置の決め方を知っておくことで、ご自宅に合った計画を立てましょう。
コンセントの種類
コンセントの種類には、主に下記3つがあります。
- 単相100V
- 単相200V
- 三相200V
まず「単相100V」は、家庭で一般的に設置されているコンセントです。
一方で「単相200V」は同じく家庭用ですが、エアコンやIHヒーターのように消費電力の大きい場所に設置されるという違いがあります。
そして「三相200V」は、主に施設等で用いられることが多いです。
コンセントの数
一般的なコンセントの数の目安は「2畳に1か所」とされています。
そのため8畳の部屋であれば、4か所コンセントを設置するのがおすすめです。
ただし最近では電化製品の使用が増えていることもあり、「これでは少なすぎる」という声もあります。
ご自宅の状況や家族の人数に応じて、適宜増減しましょう。
コンセントの高さ
一般的なコンセントの高さは、「床から約25㎝」です。
ただし使用時に屈む必要があるため、高齢の方や足腰の負担を軽減したい方の場合には「床から40㎝」の高さにすることもあります。
また冷蔵庫やエアコン等の家電の使用が想定される場所は、メンテナンスを考慮して天井付近に設置されます。
新築コンセントの配置図計画|種類別に紹介
ここでは、新築コンセントの配置図計画についてご紹介します。
コンセントの主な種類別にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
①アース付きコンセント
アース付きコンセントとは、接地付コンセントのことを指します。
万が一漏電した際の感電を防ぐため、家電製品ではアース付きコンセントが使用されます。
また2022年に内線規程が改訂されてからは、水回り周辺でのアース付きコンセントの使用が義務化されました。
- 冷蔵庫
- エアコン
- 洗濯機
- 水回り
主に上記の場所では、アース付きコンセントを設置するようにしましょう。
②一般コンセント
一般コンセントは、日常的な家電製品用として使用されます。
主に、下記のような居室に設置されるのがこのタイプです。
- 玄関
- 収納
- 居室
最近ではスマートホームデバイスの普及や便利な家電製品の人気が高まっていることから、コンセントの需要も増えています。
「タコ足配線で対応できるのでは?」と思われがちですが、容量を超えた使用は火災等のリスクがあるためおすすめできません。
そのため、なるべく新築時に余裕を持った数のコンセントを設置しておくと安心です。
③マルチメディアコンセント
マルチメディアコンセントとは、複数のコンセントを一箇所にまとめて配置するタイプのことを指します。
具体的にはLAN用モジュラジャック、電話・FAX用モジュラジャック、TV用コンセントといったコンセントが複合的にまとめられています。
主に、TVやパソコンの使用が想定される部屋に設置されることが多いです。
- リビング・ダイニング
- 洋室
- 寝室
最近ではリモート授業やパソコンを使った課題が増えていることから、将来的に子ども部屋になる部屋にも設置しておくのがおすすめです。
また寝室にも設置しておけば、TVやインターネットが便利に使えるようになります。
新築コンセント計画の注意点
ここでは、新築コンセント計画を行う際の注意点についてご紹介します。
事前に注意ポイントを知っておくことで、後悔の無い新築計画に活かしてみてください。
具体的な使い方を決めておく
新築のコンセント計画を立てる際に、「具体的な使い方を決めておく」という点は重要です。
各部屋や各場所でどのような電化製品を使用するかを考えることで、コンセントの配置を効率的に行えます。
例えば、キッチンでは電子レンジやコーヒーメーカーなどの大型家電を想定して、十分な電源が確保できるように配置することが重要です。
また使い方を具体的に決めておくことで、安全基準に沿った配線計画が可能になります。
将来的に電化製品の増加や配置の変更があるかもしれないと想定しておけば、拡張や変更にも柔軟に対応できるような設計になります。
過剰にコンセントを設置することなく、必要な場所に必要な数のコンセントを配置することで、建設コストを最適化できるでしょう。
多めに配置しておく
あまりにも多すぎるコンセントは無駄になってしまいますが、ある程度余裕を持った数にしておいた方が便利です。
コンセントを多めに配置することで、家具の配置や生活スタイルの変化に柔軟に対応できます。
例えばテレビやデスクなどを置く場所にもっとも近い位置にコンセントがあれば、長い延長コードや複雑な配線を避けられます。
また新築時にコンセントを多めに配置しておけば、将来的に家電が増えた場合にも対応しやすくなります。
特にスマートホーム機器や充電器の増加に対応するためには、余裕のあるコンセント配置が有利です。
余分なコンセントを配置することで建設コストが増える可能性がありますが、将来的な利便性や安全性を考慮すると必要なコストと言えるでしょう。
リフォームでコンセントを増設するよりも簡単なので、特にリビング等の家族が集まる場所では多めに配置しておくのがおすすめです。
色を選ぶとおしゃれに
コンセントは白いイメージがありますが、最近では黒やダークグレーといった多様な色の製品が登場しています。
壁の色とコンセントの色が調和すると、部屋全体の統一感が生まれるのです。
特に壁紙の色がダーク系の場合には、暗めの色のコンセントを選ぶと雰囲気を損ねずおしゃれになります。
黒を基調としたブラックインテリアが流行していることもあり、導入事例も増えています。
部屋全体のバランスや目指すスタイルに応じて、最適な色を選びましょう。
まとめ
コンセントは目立たない設備ですが、毎日の生活に欠かせない重要な役割を果たしています。
「コンセントの計画ポイントが分からない…」という場合でも、本記事でご紹介した方法で上手に計画できます。
新築のコンセント計画についてお悩みの場合は、ぜひ専門業者に相談してみてください。
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